盲導犬を街で見かけた時に、洋服を着ていることはありませんか?
本来なら犬はとても暑がりで、暑い時期に洋服を着ることはとてもつらいことです。
犬は見ての通り全身毛でおおわれています。
その毛皮は真夏でも脱ぐことはできず汗をかいたり口を開けて息をしたりして暑さをしのいでいます。
人間なら全身の毛穴から汗を出してその気化熱で体温を下げようとしますが、なんと犬の汗をかけるところは足の裏の肉球のみなのですから・・・。
体温を下げる方法が明らかに少ないのがわかりますね。
けれども、盲導犬はいろんな場所にパートナーである目の不自由な人を案内するために入らなければいけません。
普通の犬が入れない場所でも入ることが国で認められているのです。
ですから、身なりには非常にパートナーが気を配っています。
これは盲導犬を預かる人の義務でもあります。
パートナーは月に1回から2回盲導犬のシャンプーを必ずしたり、毎日ブラッシングをしたりお手入れをしています。
ですが、毛の抜ける時期などにはそれでも抜けてしまうこともあります。
公共施設の中には、犬によるアレルギーを持っている人もいるかもしれません。
そういった人たちにもできるだけの配慮をするために「マナーコート」と呼ばれる薄い布でできたコートを盲導犬にきせたりするのです。
また、雨の日は室内に入るときに床を濡らさないためにレインコートを着たりもします。
意外と盲導犬のためのアイテムは多いのです。
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