椎間板には背骨を構成している「椎体(ついたい)」とその間にあるすごく薄い軟骨のことを指します。
その椎間板の中にある髄核が飛び出してしまって、脊髄の神経を圧迫すると痛みや体の麻痺を起してしまうのです。
頸椎(けいつい・首の骨のこと)で椎間板ヘルニアを発症してしまうと起き上がれなくなることもあります。重症の場合は4本の足が麻痺してしまうケースもあります。
予防法
肥満の犬は体のあちこちに余計な負担がかかってしまい、椎間板ヘルニアのリスクを高めてしまいます。適切な体重を保つように工夫しましょう。喜んだり興奮したりすると飛びつく癖のある子も要注意。背骨の周りにかかる負担をなるべく減らすことが予防につながります。
早期発見のキーポイント
始めのうちは体や足が震えたり、階段の段差を嫌がったりします。起き上がるときや、歩き始めに足がもつれたりすることも。
そのうちに散歩や抱っこも嫌がりだし、もっと進むと麻痺が始まって後ろ足を引きずって歩くようになります。後ろ足の爪が急にすり減りだしたら気を付けましょう。
犬がいつもしていることを突然嫌がり始めたり、できていた動作をためらうようになったら要注意です。
治療方法
まだ初期段階であれば薬で様子を見ることもあります。検査の結果、重症となれば痛みや麻痺を起す脊髄神経の圧迫を避けるために飛び出した内容物を取り除く手術を行わなければならなりません。MRIを完備している病院なら早い段階で正確な診断ができます。早期発見が犬の痛みを取り除いてくれるでしょう。
椎間板ヘルニアになりやすい犬種
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