人間と違って、体中が毛皮におおわれている犬。人には寒いと感じている気温でも、意外と快適な場合もあります。
外に出ることが少なくなっても、清潔に気持ちよく毎日を過ごしたいですね。
今日は、冬ならではの犬の寒さ対策やお手入れのコツをお話ししたいと思います。
冬でも犬のシャンプーって必要なの?
冬は寒いので体を濡らしたら風邪をひいてしまうのではないかと心配になる飼い主さんもいると思います。でも大丈夫。
手際よくシャンプーからタオルドライ、ドライヤーで乾かすことができれば体調を崩す心配もありません。
皮膚や被毛をきれいに保つことで、ふわふわな毛になり保温効果も上がるので暖かく過ごせます。
犬の冬のシャンプーをささっと済ませるコツ!
・シャンプー前に念入りに犬の毛をブラッシングしておくこと・犬の毛をしっかり濡らして泡で洗う
この二点が短時間で汚れをスッキリ落とすコツです。
ちょっとした手間をかけることで短時間で洗うことができ、汚れがしっかりと落せているとその後のドライでも時間を短縮することができます。
というのも、毛に汚れが付いたままだとタオルで拭いたりドライヤーで乾かしてもなかなか根元まで乾かすのに手間取るのです。
ブラッシングを事前に全身にしておくことで毛の奥の汚れを掻きだすことができますし、毛玉があれば取り除いておくことでスムーズにシャンプーすることができます。
シャワーヘッドを体に密着させることで水圧で毛の根元の汚れも落としましょう。シャンプーの泡立ちもこのひと手間で違ってきます。
シャンプーも桶などに泡立てておくと、さらに時間短縮に。
汚れがひどい時は二度洗いしてもいいでしょう。
手早く湯冷めしないうちに犬の毛を乾かそう!
タオルドライを念入りにしましょう。タオルは2枚以上使う気持ちで水分をめいっぱい吸い取ります。
ゴシゴシとこすり付けてしまうと長毛の犬は毛玉ができてしまうので、体に押し付けるようにして拭いたり、毛をタオルで挟んで押すように水分をタオルへ移します。
犬の毛はお腹まわりと胸のあたりが冷えやすいので先に乾かしましょう。
大型犬は床などに寝そべらせるとやりやすいです。
暖房やストーブのきいた温かい室内で行いましょう。
ドライヤーで毛の根元まで乾かすようにしてください。
乾かしのこしがあると、皮膚病や体の冷えの原因につながってしまいます。
犬を洗わなくてもきれいにしたい時には・・・
念入りにブラッシングした後にホットタオルを体に当てて汚れをうき立たせましょう。熱めのお湯にタオルをつけて、固く絞って粗熱を取ってから犬の体を包み込むように数秒当てましょう。
お腹や胸などが冷えやすく、とても汚れやすいので念入りにしてください。
ドライシャンプーという水を使わなくても被毛をきれいにできるシャンプーも販売されています。
汚れたところだけをきれいにしたい時や、水が苦手な犬にはとても便利です。
いかがでしたでしょうか?
外にお出かけしなくても、汗をかかなくてもシャンプーをすると体がすっきりして気持ちがいいものですよね。犬にとっても同じことです。
風邪をひかせないように、ドライに気を配れば冬でも快適にシャンプーすることができますのでチャレンジしてみてくださいね。