少しのことでは動じないどっしりした性格だったり、びっくりするような場面ではないのにちょっとの物音におびえたり、落ち着きがなく動き回っていたり・・・
それぞれの個性があって、いろんな性質を持っています。
だから「しつけ」と一言に言っても、うまくいく犬とまったくうまくいかない犬がいて当たり前なのです。
犬がどんな性格でも出会ったからには一生のパートナーとして、心おだやかに過ごしていきたいですね。
今日はちょっと怖がり屋さんの犬と暮らす飼い主さんに、犬のストレスやドキドキを減らすためのちょっとしたポイントをお話ししたいと思います。
犬に突然触れる、大きな声を出すはNG
人が急に自分の方に手を差し出した!大きな声がした!
怖がりな犬にとってはとて驚き、身構えてしまいます。心臓もドキドキ。
ビクッとすることでストレスがかかり、体も緊張で震えたりこわばったりしてしまいます。
抱っこやお手入れなどをするために、犬に触りたいときは「だっこするね」や「こっちにおいで」と優しく声をかけてからだと犬は安心できます。
お家でくつろいでいる時がいちばん緊張がほぐれるときですので、なるべくリラックスさせてあげたいですね。
ハウスに犬を入れておくときは行き先を教えて
どこに行くの?いつ帰ってくるの?
飼い主さんと居ることでリラックスできる犬にとっては、飼い主さんが見えなくなること自体がストレスになります。
犬から見えないところに行くときは、どこに行くのか話しかけましょう。
飼い主さんの話していることすべては理解できなくても、いつものワードをひろって察することができるようになります。
「お風呂に言ってくるね」「洗濯物をとりいれるね」など短く伝えてください。
すぐに戻ってくるんだなとわかると、ハウスの中でもリラックスすることができます。
長時間留守にする時は逆効果の可能性もあるので、声掛けはせずに出かけましょう。
犬がおびえている時は無理やり声掛けをする必要はなし
知らない人が怖い!子供が怖い!
苦手な人や知らない犬に出会った時や、病院でまっている時など犬が怖がっている場面では説得しようと声をかけたくなりますが、ぐっと我慢して。
飼い主さんがいつも通りにしていることで「あれ?たいしたことないのかな?」と犬は思うのです。
飼い主さんが慌てて「どうしたの?」「こわくないよ」などといつもと違う雰囲気を出すことは逆効果です。
いかがでしたでしょうか?
怖がりの犬というのは育てにくいと感じる人もいるかもしれませんが、とても優しい心の持ち主なのです。
癒しの天才ともいうべき怖がりの犬の個性を大切にし、寄り添ってあげてください。