もしかして病気のサインかもしれません。
ちゃんとトイレでできていたのに、失敗するようになった
体にさわられるのを非常に嫌がるようになった
お尻を床にこすりつけるようになった
などいつもしなかった行動はしつけのせいだけではないかもしれません。
病気が原因でないかどうかしっかりと見極める必要があります。
トイレを失敗するようになったら・・・
病気のせいで頻尿の症状が出ているのかもしれません。今まできちんとトイレで排泄で来ていたのに、トイレ以外で排泄するようになったら膀胱炎や膀胱腫瘍の可能性が疑われます。
男の子の場合は前立腺炎や前立腺腫瘍などの病気も疑われます。
散歩の時に排泄する犬は、散歩中のおしっこの回数を数えてみましょう。
びっくりするほど回数が増えていたら要注意です。
水を飲む量やおしっこの回数が増えている場合は、クッシング症候群や糖尿病、腎臓の病気の疑いもあります。
新しくペットを迎えた、家族構成に変化があった、赤ちゃんが生まれた、発情中のメスが近くにいる(オス)というような状況の時はマーキングの可能性もあります。
お尻を床にこすりつけるようになったら・・・
床にお尻を付けたまま前に移動するようなしぐさがみられたら、肛門やお尻にかゆみや違和感を感じている可能性があります。犬の肛門のわきにある肛門腺に分泌物がたまっていることも。
この分泌物はウンチをする時に一緒に排出されるのですが、たまる過ぎるとかゆみの原因や炎症を起こしてしまうこともあります。
ひどくなってしまうと肛門腺炎や肛門腺破裂で血や膿が出ることもあります。
定期的に肛門腺を絞ってもらう必要があります。
腸の病気で便が柔らかかったり、肛門周囲の腫瘍などが原因でおしりに違和感を感じているケースも考えられます。
体に障るのを嫌がったら・・・
今までは全然体に障らせてくれたのに、急に体を障ろうとすると逃げるなど嫌がったら骨や関節、または内臓などの臓器に痛いところがある可能性があります。骨だけでなく、皮膚の病気の時も腫瘍や皮膚炎があるときは触られると痛いので逃げる場合があります。