愛犬と散歩をしていて、そう感じたことはありませんか?
犬の歩き方にいつもと違うところがみられたら、何かの病気のサインかもしれません。
飼い主さんの気付きが病気の早期発見、早期治療につながります。
犬は自分の思うように歩けなくなったり、立ち上がれなくなると不安に感じるのです。
なぜなら、歩けない動物は自分の身を守ることができなくなったり、狩猟することができなくなってしまいますよね。生活に必要な機能が失われるということは、生活そのものができなくなること。つまり死を意味するのです。
歩いたり立ったりすることは筋肉を維持することはもちろん、血行を良くしたり健康を保つためにも必要です。
愛犬に次のようなしぐさは見られませんか?
ぐるぐるとまわる
脳炎や認知症といった脳や神経の異常があるかもしれません。犬はお尻のあたりが気になると、確かめようとして一時的にぐるぐる回ることがありますが、その時は肛門周りに皮膚炎やかゆみがあったり、ダニがついていることが多いです。
でも、頻繁にぐるぐると回るケースでは、脳に異常がある場合が考えられます。
頭を左右どちらかに傾けて、小さく回るときは脳炎や脳腫瘍を疑います。
年を取ってから同じところを大きくぐるぐる回るときは認知症の可能性もあります。
また、ストレスからも常同症という病気になることもあります。
歩幅が狭くなる
関節などに痛みを感じていると、痛い方の足をかばって歩幅が狭まると考えられます。健康な犬は前後の足を延ばして軽やかに歩くのですが、関節に痛みがある犬は足を延ばすことができずにちょこちょこと小股で歩くようになります。
肩・ひじ・ひざ・手首・足首といった関節に炎症を起こす骨関節炎や股関節形成不全などが疑われませす。
年を取るほどよく見られる症状なのですが、若い犬でも運動をしすぎたりすべる床での暮らしが続くとなりやすいと言われています。