犬の皮膚に赤いプツプツができる
強いかゆみを伴う
赤いブツブツが犬の被毛をかき分けて皮膚にできているのを発見したら、膿皮症かもしれません。
犬に多くみられる皮膚病で、ブドウ球菌などの細菌が感染しておこる可能性の皮膚病です。
膿をもったブツブツができるのが特徴です。
そのほかにかゆみを伴うものは、アレルギー性のアレルギー性皮膚炎やノミアレルギー性皮膚炎などです。
特にヒゼンダニが皮膚に帰省しておこる疥癬はとても激しいかゆみを伴うため、ほおっておくと症状が急激に悪化する場合もあります。
このほかにも毛虫やハチに刺されて起こる虫刺症や天疱瘡などでも赤いブツブツが出ることがあります。
犬の皮膚に小さなしこりができる
1センチから3センチのしこりは腫瘍の可能性あり
犬の体を毎日なでている時に1センチから3センチほどのイボやしこりを発見したら、なるべく早く病院で見てもらいましょう。
良性の腫瘍と言われている皮膚乳頭腫や脂肪腫ならすぐに処置する必要はありませんが、赤く変色したしこりが急に大きくなったら悪性腫瘍の場合もあります。
悪性の場合は早期治療がとても大切です。
良性の腫瘍でも、歩くのに支障が出るほどしこりが大きくなることもあります。
しこりが小さいうちに動物病院で早めに取り除くことも考えましょう。
また、皮膚がべたべたしやすい脂漏症の犬は皮脂腺腫というしこりができることもあります。
しこりができやすい犬種
ラブラドール・レトリーバー
ゴールデン・レトリーバー
アメリカン・コッカー・スパニエル
など
犬の皮膚が赤くただれる
アレルギー性のものが多く、痛みを感じることも
ただれているというのは、皮がはがれてジュクジュクした皮膚の状態のことです。
犬はかゆみとともに痛みを感じていることがあります。
疥癬による激しいかゆみから皮膚を掻くとただれてしまうのです。
まれですが、生後半年未満の若年性の膿皮症の症状で何もしていないのに皮膚がただれてしまう場合もあります。
予防接種などのワクチンやサプリメントなどお薬にアレルギー反応を起こしておこる薬疹で起こるただれや、耳・鼻・口などにできやすい扁平上皮ガンや肥満細胞腫の症状の一つでおこるただれもあります。
ただれがひどくなると皮膚組織が破壊されて毛が生えてこなくなることもあります。