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犬や猫の里親になるには?厳しい難関が待っているのはなぜ?

犬や猫を飼おうと思ったとき、あなたはペットショップで買うのと保健所や保護施設から譲渡をうけるのとどちらを選びますか?
理由があって飼育できなくなってしまった犬や猫のペットは、悲しいことですが毎年何頭もいます。
ブリーダーにより繁殖された販売する目的の犬も、引き取り手がない場合は保健所に送られることもあります。
保健所に送られてしまった犬や猫のペットがどうなるかは、皆さんご存知だと思います。

運よく保護施設に引き取られた犬や猫は、新しい飼い主さんを探すことになります。
今までに保護施設から引き取ろうと試みた方はその難しさに断念されたことがある方もいるのではないでしょうか?
そうなんです。ペットを飼おうと思ったとき、保護施設からなら無料でもらえるからそうしよう!と思い立つ方もいらっしゃると思います。
ペットショップではお金を出せば簡単に犬や猫を購入することができます。
でも、保護施設から犬や猫を譲り受けるときはかなりの難関が待ち受けています。
そのいくつもの難関を乗り越えてやっと、譲り受けることができるのです。

里親になるための難関とは?


施設によって異なる点がありますが、おおまかには以下のようになっているところが多いです。

①引き取る方が定職についていること。

定職についている、決まった収入があるということで、ペットを養っていけるかどうかを判断しています。
たくさんお金があるかどうかではありませんので安心してください。

②ペットを飼うことができる家に住んでいること。

現在では集合住宅や賃貸物件でもペットを飼うことができるところが多くなってきました。一軒家でなくても十分飼育していけます。
マンションなどの場合は賃貸契約書などを確認することがあります。

③一人暮らしや、お年寄りだけの世帯の場合はもし万が一のことがあった場合、その後ペットを引き続き飼育してくれる人がいること。

保護施設などから引き取ったペットは、その後一生を面倒見なければいけません。
せっかくあなたに出会って幸せに過ごしていたのに、また悲しい思いをさせないためです。
自分の癒しのためだけにペットを飼育するわけではありません、常に犬や猫のことを一番に考えているのがこういった施設なのです。

④妊娠中の方がいる家庭、乳児がいる家庭、未成年の方、学生の方は引き取ることができません。

悲しいことに、赤ちゃんの誕生とともにペットを手放す方も多くいます。赤ちゃんにアレルギーがあったり、手が足りなくて面倒を見きれなくなってしまったり理由は様々です。
未成年の方や学生の方だとこれからの未来、ペットが足手まといになる可能性もあります。自分の人生が充実しないでペットの面倒を見られるわけがありません。
なによりもまずちゃんと飼育できる環境が整っていること、一生面倒みられることが確実だと思えるところを犬や猫の譲渡先にするのが仕事なのです。



このように難関がいくつも待ち受けているのにはわけがあります。
保護施設にいる犬や猫たちは、一度人間に捨てられた過去があります。保護施設では犬や猫のことを一番に考えて、もう二度とそういった悲しい思いをさせたくないと思っているのです。
ですから、たくさんの難関を乗り越えてこの子を幸せにしたい!と心から思ってくれる方にそのあとの人生をお願いしたいのです。
ボランティアをしようと思っているのにどうしてこんなに面倒くさいことを言うんだ!と思う方もいるかもしれません。
だったらペットショップで買ったほうが簡単じゃないか!と思う方もいると思います。

でも、一つの命を扱うということはとても大切な重大なことです。
簡単に手に入った命は、簡単に捨てられてしまうということもあります。
そういう悲しい出来事を少しでも減らそうとしている結果がこの難関なのです。
ぜひ、難関を乗り越えてあなたと巡り合うのを待っている犬や猫たちと寄り添ってれることを願っています。