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犬がぶどうを食べてはいけない理由

 飼い主さんが食べているものに犬は興味津々。ご飯はもちろんのこと、デザートは子供たちや大人もうれしそうに食べますよね。

みんな何をおいしそうに食べているんだろう?お母さんは楽しそうに何をお皿に乗せているんだろう?とわくわくしています。

でもぶどうは犬に絶対に与えないでください。その理由を詳しくご紹介していきたいと思います。



犬がぶどうを食べると中毒を起こす可能性がある

犬がぶどうを食べると、食べたあと数分から数時間後に、腹痛や下痢や嘔吐をすることがあります。さらにそのあと腎不全を発症し、最悪の場合は死に至る可能性もあるようです。

ぶどうを食べたことによる急性腎不全がさらに悪くなると、高カリウム血症や排尿困難となり尿毒症になるケースが報告されているようです。

犬の体重や許容量によって腎不全を起こすぶどうの量は変わってきます。1粒でなる子もいますし、3粒でなった子もいます。

犬にとってぶどうは何が悪いのか?

犬がぶどうを食べて中毒を引き起こす原因は2022年9月現在、まだ詳しくわかっていません。ぶどうについている殺虫剤や農薬、カビなどが原因ではないかと考えられているようです。

ぶどうの実よりも皮のほうが危険視されているようです。生のぶどうだけでなく、乾燥させたドライフルーツ(干しぶどう)でも同じような症例が報告されているようですので注意してください。


犬が中毒を起こしているときの症状とは?

嘔吐する
口臭がいつもと違う
意識が混濁する
具合が悪そうに動かない
元気や食欲がない

一つでも当てはまったら中毒(急性腎不全)を起こしている可能性があります。犬にぶどうを与えたつもりがなくても、ちょっとした隙に落としてしまった皮やこぼしてしまったぶどうを口にしているかもしれません。

味は犬にとっておいしいと感じるものなので、口に入れてしまったら自分から吐き出すことはないでしょう。ぶどうを食べるときには犬が誤飲しないように十分注意してください。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

犬は飼い主さんが食べているものに興味津々に近寄ってきますよね。ましてやおいしそうに食べているのを見たら、自分も食べてみたい!と思うもの。かわいそうだからとあげてしまうのはちょっと待って。

少量でも犬にとってはとても害のある食べ物もあるのです。ぶどうパンに入っている干しぶどうや、100%のぶどうジュースなどにも気を付けてくださいね。