そんな魔法のマットがあったら・・・。
初めて行く場所、ドッグカフェや病院など愛犬が苦手とする場所やなれない場所にそのマットを持っていくと不思議といつものようにリラックスできる効果もあります。
「この場所は初めてで落ち着かないけど、いつもの好きなマットがある」
「自分のニオイがついているものがある」
というだけで、犬のストレスはかなり緩和されます。
災害時や旅行の時、なれないところに泊まらなくてはいけない状況の時にも役立ちます。
持ち運びや畳むことのできる薄型マットがお勧めです。
マットに慣れさせよう!
購入したばかりの物はいつも嗅いでいるニオイとは違うので初めはドキドキしていることでしょう。クンクンとたくさん匂いをかがせて危ないものではないことを教えましょう。
その際に犬に「ここに座ってごらん!」などと押し付けたりせず、そっと部屋の隅などに置いておいてください。
何日か経つと、危ないものではないことがわかり気に入れば自分から座ることもあるでしょう。
座っているのを見かけたら「いいこ」と褒めてご褒美をあげてください。
慎重な犬の場合はなかなか近づかないこともあります。
その時は犬や自分のニオイのついたものを一緒に置いてみてニオイを移すようにしてみてください。
マットに乗る練習をしてみよう!
なかなかマットに乗ってくれなくても焦らないで。マットに乗っても危険はないことを教えるために練習してみましょう。
折りたたみできるような薄めのマットの場合は、犬にマットに「乗る」ということを覚えさせるために下に座布団などをしいて少し高さをつけてください。
準備したマットの上におやつを持った手をかざします。
「おいで」と呼んでマットの上に自然に乗るようにしてください。
飼い主さんが一緒にマットの上に乗るのも安心できる要素になると思います。
犬がマットの上に乗ったらおやつをあげましょう。
もっとマットに慣れよう!
次の段階は、ちょっとステップアップ。上記と同じようにおやつを犬から一番遠いマットの端の上にかざします。
犬がマットの上に全部の足を乗せたらオヤツをあげます。
マットの上に乗ることにだんだん慣れてきて抵抗がなくなったら、マットを高くしていた座布団などを取り除いてフラットな状態にします。
同じようにおやつをマットの端でかざして犬を呼び、4本の足が全部マットに乗ったらおやつを握ったまま前足の先へ下ろしてみてください。
犬がつられてフセをしたらオヤツをあげましょう。
繰り返し行うことで「マットに乗るといいことがある」ということを覚えます。
オヤツがもらえなくてもいい場所だという風になれば成功です。
何回も同じことをやっているうちにマットに来るとしぜんとフセの体制をとるようになります。
お部屋での練習がバッチリになったらベランダや玄関などでも試してみてください。
お気に入りマットがあればどこでもリラックスできるストレスフリーな生活が送れるようになります。