ご機嫌な時はピンと上を向いて思いっきりブンブン!と振り回す。
怖い時は気持ちを表しているように体も小さく見せようと、しっぽもなるべく下に下げています。
そんな表情豊かなしっぽについて今日は調べてみたいと思います。
犬の種類によって断尾するのはなぜ?
断尾の是非が問われる現代。もともと断尾とは、狩りをする時に獲物を捕らえる際にしっぽが邪魔になってしまったり、獲物にかまれてしまって余計な怪我をするのを避けるために行われていました。
今ではスタンダードと呼ばれる犬種独特のスタイルとして断尾を行うことが多いと言われています。
断尾については動物虐待ではないか、見た目をよくするために苦痛を与えてもいいのかと反対の声が上がっています。
犬種によってしっぽの形が違うのはなぜ?
短かったり、長かったり、くるりと丸まっていたり犬のしっぽは色々な形があります。もともとはちょっと太めで長いのが本来の形。
それ以外のしっぽの形は長い歴史の中で突然変異が起きて生まれたと言われています。
しっぽの長さは犬の骨の数で変わってきます。
犬種によってちがうしっぽの形の違いを残すために、人間が交配を続けてきたため今のような犬種ごとに特徴あるしっぽの形が出来上がりました。
年を取ったらしっぽを振らなくなるの?
年をとっても嬉しい時や楽しい時などはブンブンとしっぽを振りますので、年齢は関係ないと考えられています。ただ、若い時のように感情が激しく高ぶったりする場面が年を取るとグッと減るのであまりしっぽを振らなくなったなぁと感じることもあるかもしれません。
しっぽをよく振る犬や振らない犬がいるってホント?
人間のように明るい性格なのか、感情を出す性格なのかがかかわってくるようです。逆に緊張したり、怖がりだったりすると振りにくい傾向にあると考えられています。
色々な環境や状況になれると、緊張する場面が減ってしっぽをたくさん振るようになるでしょう。
しっぽをたくさん振ると痛くならないの?
しっぽを振ることで痛くなったり、苦痛を感じるなら犬は利口なのでしっぽを振らなくなるでしょう。なので振りすぎて痛くなるようなことはないと考えられます。
でも、しっぽを激しく振って物にぶつけたりケガをすると危険なので注意してください。
しっぽには病気やケガの種類はある?
しっぽには骨があるので外部からの衝撃で骨折することはもちろんあります。しっぽがずっと垂れ下がったままの場合は、しっぽではなく背骨の神経に問題があることもあります。
もちろんしっぽも皮膚炎になることがあるので、脱毛を起こすこともあります。
「常同障害」という自分のしっぽを追い掛け回すという心の病気があります。
重くなってしまうと怒ってうなりながら自分のしっぽを追いかけて、食いちぎってしまうこともあるのです。
しっぽの振り方に左右の違いってあるの?
感情によって右に振るときと左に振るときと違うというイタリアの研究結果があるらしいです。嬉しい感情の時は右側に、悲しい感情の時は左側に振るという傾向が見られたとのこと。
愛犬をよく観察してみてください。
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