猫の尿から糖が出るくらい高血糖の状態が続いてしまうと、他にもさまざまな合併症が葉称する可能性があります。
糖尿病が原因で違う病気も併発してしまうと腎不全や失明などの怖いものに進行する可能性を含んでいます。
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猫の糖尿病の合併症とは一体何でしょうか?
血糖値が高いといいますが、そのこと自体は特に猫に痛みや苦しみを与えることはありません。
でも、尿に糖が出てしまうほど血糖値が高くなってしまうと体にいろいろな異常が出てくるのです。
血糖値が高いと、血管内を多くの糖が走っているということです。
体の中全体が糖になっていると言っても過言ではないですね。
体が糖になってしまうと、たんぱく質がダメージを受けてもともとの機能を失ってしまうことを意味します。
たんぱく質の入れ替えができるなら何も問題はないのですが、入れ替えができないところでは買いが出てきます。
その入れ替えができない部分というのが、腎臓、目の毛細血管、足の末梢神経です。
そのため腎症や網膜症、神経障害が糖尿病の三大合併症と言われています。
猫の糖尿病の三大合併症の主な症状
腎症
老廃物をろ過してくれる細胞が糖にむしばまれてろ過する機能が衰えていきます。腎臓はもともと体の老廃物を尿として体の外に排出する器官です。
腎臓には老廃物をろ過するための毛細血管がたくさんあるのです。
糖尿病で血糖値が高いとこの毛細血管が徐々に糖によって侵されてしまいます。
毛細血管が働かなくなると、ろ過する機能も弱まるのです。
老廃物をろ過することができなくなってしまうと、血液の中にある毒素の量が異常に増えてしまい腎不全に陥ります。
網膜症
目の網膜には小さな血管が細かく張り巡らされています。網膜に酸素を供給するためなのですが、糖尿病になってしまうと血液が糖によってドロドロになってしまうのです。
どろどろの血液は細くて小さな血管が通りにくいので、いつお真にか血管がふさがって酸素の供給ができなくなり、ほおっておくと血管が破れてしまい最悪は失明してしまいます。
神経障害
猫の後ろ足がスムーズに動かなくなってしまう病気。高血糖により後ろ足に神経障害が出るからです。
しびれなどの症状があるのでうまく歩けなかったり、階段を上ったりするのが大変になります。
糖尿病を正しく治療することで神経障害も改善することができます。
いかがでしたでしょうか?猫にとって糖尿病とはとても恐ろしい病気だということがわかっていただけたのではないでしょうか。
少しでも元気で長生きしてもらうためにも、毎日の過ごし方で予防できたらいいですね。
もしもなってしまったら、適切な治療を受けて生活習慣を見直してみましょう。