その字から何かに使命をもっていたり、役目を持っていたりするということはわかります。
この使役犬に分類されている犬種を思い浮かべると、少し想像できそうです。
そんな使役犬についてお話ししたいと思います。
使役犬に分類される主な犬種
ミニチュア・ピンシャーミニチュア・シュナウザー
ブルドッグ
セント・バーナード
ボクサー
ドーベルマン
バーニーズ・マウンテンドッグ
グレート・ピレニーズ
ニューファンドランド
など
使役犬ってどんな仕事をしていたの?
使役犬とは、狩猟や牧羊・牧畜以外の仕事をしていた犬のことを言います。グレート・ピレニーズやドーベルマンは番犬として、バーニーズ・マウンテン・ドッグは荷車引きの仕事をしていました。
セント・バーナードは山越えをする人を護衛していました。
犬種によって仕事はさまざまでした。
ドーベルマンのように勇敢さが注目されて、軍用犬に使われた犬もいます。
体の大きな犬が多いように思いますが、家の中や馬小屋のネズミ退治には小型の使役犬が活躍していました。
使役犬ってどんな性格なの?
番犬や人間の護衛、軍用犬として活躍した犬種が多い使役犬ですので、飼い主さんにはとても忠実です。元来の仕事柄、飼い主さん以外の人に対しては警戒心が強い傾向にあります。
「この人あやしいな」と感じたら、物おじせずに向かっていきます。
時には吠えかかって、相手を追い払おうとします。
警戒心の強さや、物おじしない性格を持っているという点では大型犬でも小型犬でも同じです。
もちろんミニチュア・ピンシャーやミニチュア・シュナウザーも小さいけれど、勇敢な心の持ち主です。
使役犬はこんなルーツを持っています
ミニチュア・ピンシャー
ネズミ駆除
もともとは今現在の姿よりも体が大きかったので、牛小屋のネズミを退治していました。ドーベルマンに外見が似ていますが、ルーツはまったく異なります。
ミニチュア・シュナウザー
番犬やネズミ駆除
厩の番犬としてや、ネズミ取りとして活躍していました。スタンダード・シュナウザーと外見や特徴が似ている小型の犬種として作られました。
仕事の内容も同じです。
ブルドッグ
闘犬
オス牛と戦わせる競技で活躍していました。闘牛犬として人々に娯楽を提供していたのです。
イギリスで19世紀に競技が禁止されるまで、闘犬として改良が続いていました。
現在では温和な性格に改良され、愛玩犬になりました。
