外でも家でも愛犬の排せつ物は適正に処理する
各自治体の条例に規定
日本全国の大半の自治体では、犬が外で排泄したフンを自宅まで持ち帰るように推奨しています。
フンの放置は条例違反となり、違反者には罰金を科す自治体も増えています。
昔は道端のそこかしこに犬や猫のフンを見かけましたが、最近ではマナーを守っている飼い主さんが増えたためだいぶ見かける機会が減ってきたように感じます。
踏んでしまった時のショックを考えると、必ず守ってほしいマナーです。
おしっこの場合でも、ペットボトルなどに水を入れて散歩の際に持ち歩き排泄後に流しているのを見かけると、マナーがきちんとしていて気持ちがいいですね。
東京都ではおしっこの場合も水で流すマナーを推奨しています。
犬だから仕方ないとは言っても、他人の家の前や電柱など他の人に迷惑をかける場所で排泄させるのはNG。
いまよりも条例が厳しくならないように、犬も人間も気持ちがよく共生できるように排泄後のマナーを心がけることが大切です。
ブラッシングを公園などで行う飼い主さんがたまにいますが、実はこれも条例違反となる自治体があります。
抜け毛が飛び散って他の人に迷惑をかけることになってしまうからです。
ブラッシングは必ず自宅の室内で行いましょう。
ノーリードで散歩をしない
家庭動物等の飼養および保管に関する基準第5の4
各自治体の条例に規定
原則的には外では犬にリードをつけないといけません。
ノーリード(リード・引き縄をつけないで歩くこと)は犬の迷子を招いたり、他の人へ迷惑をかけたり様々なトラブルのもとになります。
周りに誰もいない時でも、リードなしの散歩は絶対にやめましょう。
犬が急に引っ張ってもリードが壊れないかいつもチェックするように配慮することも法律に触れられています。
自治体の条例の中には罰則規定があるものもあります
日本全国の自治体の中には、ノーリードで歩くことや放し飼いを罰則対象にしているところもあります。東京都の場合は、違反すると1日から30日未満の拘留や1000円から1万円以下の科料があります。
実はノーリードって結構守っていない飼い主さんがいます。
いつも通っている道で毎回同じ犬に遭遇しますが、飼い主さんは犬とは遠く離れたところを歩き当然のごとくノーリード。
自転車で接触しそうになっているところを目撃したこともあります。
自分の家の犬は危険を及ぼさないから・・・。吠えないから・・・噛みつかないから・・・
などの過信が事故の素です。
数人のマナー違反が愛犬家に住みづらい街を作ってしまっているような気がして残念です。