飼い主さんの中には、ちょっと困った人も多いようです。
一体どんな飼い主さんが獣医師にとって困るのでしょうか?
超過保護な飼い主さん
最近よくみられるのが超過保護な飼い主さんはとてもうやりにくいようです。検査のために採決の注射を打とうとしたら、「やめて!」といって体を張って止めようとする飼い主さんがたとのこと。
病気が治らないことの方がよっぽどかわいそうなので、必要な治療はきちんと受けましょう。
もし注射や処置などに質問や疑問がある場合は、遠慮なく獣医師に聞いてください。
納得したうえで治療を受けてもらうのも獣医師の仕事です。
治療することが決まったら、獣医師や看護師に任せてその場を離れることもいいかもしれませんね。
もしも犬のそばにいたいということであれば、犬を押さえることもプロに任せておいた方がスムーズな場合もあるので少し引いて見守りましょう。
ノーリードの飼い主さん
待合室では他の飼い主さんや犬がたくさんいます。キャリーバッグやゲージに入っている場合も、リードはつけておきましょう。
病院以外でも散歩しているノーリードの犬を見ては飛出し事故の心配やマナーの悪さに心を痛めている獣医師さんも多いようです。
仕事柄ノーリードが原因で事故にあった犬を何頭も見ているからです。
トラブルは避けられるものはきちんと避けられるようにすることが大切です。
しつけと甘やかしを区別できない飼い主さん
犬にとってしつけは生きていくうえでとても重要なものです。飼い主さんにとって愛犬はどんなことも許せる存在かもしれませんが、命の危険があること、社会のルールを守らせることは犬にとって生きやすくなることでもあります。
しつけというと怒らなければいけないのかと思いがちですが、いつもと違う低い声で指示を出すといった程度でも大丈夫です。
どんな時でもお座り、ストップ、フセ、まて、などができるといいですね。
飼い主さんの指示をきちんと聞けるということは、飼い主さんと犬の間に信頼関係が築けている証拠でもあります。
飼い主さんと犬を見ていれば、どちらが主導権を握っているかすぐにわかるものです。
飼い主さんを信頼しきった目で見ている犬を見ると、しっかりと幸せに暮らしているなと思う獣医師も多いようです。