犬にとっては、ウンチはそんなに汚いという感覚がありません。
排泄後のウンチを片づけないでそのままにしておくと、においをかいだりくわえたりして遊んでいるうちに、食べてしまうこともあります。
一度「食べられるものだ」と覚えてしまうと、癖になることがあるのです。
他には、飼い主さんの反応が面白かったという記憶がある時や体内の栄養が足りない時に自らウンチを食べて栄養を補うこともあるのです。
解決策1
ウンチよりもおやつの方が「おいしい」と思わせて、食べる前にウンチを処理する。
①ウンチを始めたら、犬をよく観察してください。
飼い主さんはおやつをウンチを処理する道具を手に持ってスタンバイ。
静かに見守ってください。
②犬がウンチをし終わったら、おやつを握った手を犬の鼻先へ近づけます。
犬がおやつの方に注目しているうちに、サッとウンチを片付けましょう。
犬用のチーズやささみなど、犬が特に好きなにおいの強いおやつを使うと効果的です。
③ウンチを処理した後におやつをあげてください。
排泄のたびに根気よくウンチを取り続ければ早くて2か月で解決!
解決策2
ハウス内にある寝床とトイレを離すことでウンチから目をそらさせる。
①トイレと寝床が近いとウンチが目につく回数が多くなるために、食フンの機会が増えてくせになってしまいます。
ハウスを大きめにして寝床とトイレの場所を離しましょう。
②長い時間かじっていられるオヤツをハウスの中に入れておきましょう。
ウンチがあってもほかのことで気を紛らわせられればウンチを気にしなくなるのです。
この作戦が成功すると1日で効果があることもあります!
解決策3
別のフードに切り替えてきっぱりと食フンと決別する!
①排泄後にすぐに食フンしてしまうなど、犬が好んで食フンしている場合は与えているフードがしっかり吸収されずにフンにフードのニオイが残ったまま排泄されている可能性もあります。
消化吸収のいいフードに変えてみてください。
②いきなりフードを変えてしまうと、食べなくなる犬もいます。
念のために普段食べているフードに少しずつ新しいフードをいれて、10日間くらいかけて変えていきましょう。
この作戦がうまくいくと2週間くらいで効果がみられることもあります!
これだけでも解決するかも!?
ウンチがまずくなるシロップをなめさせよう!
毎食事ごはんに数滴混ぜて食べさせます。シロップをかけたご飯を食べるとウンチがまずくなり、食フンしなくなるのです。
ウンチに苦味スプレーをかけて「まずい!」という体験をさせる!
犬がなめると苦い味のするスプレーをウンチにかけます。ウンチを食べた時にまずいと思わせれば、もう食べなくなるでしょう。