身体的なことから、気持ちを表すものまでその理由は様々です。
どのような時に伸びたかで、ある程度理由を見分けることができます。
1.ストレッチしている
ストレッチは寝起きによく見られます。人間と同じで筋肉や関節を伸ばしているのです。
これは野生時代の名残で、獲物や敵が近づいてきたらすぐに動けるようにするための準備運動なのです。
瞬発力が優れている猫ならではの行動です。
2.イライラ解消している
猫は寝ている時に、ちょっかいをだされると伸びをすることがありますよね。これは伸びをすることが目的ではなく、転位行動と呼ばれるものです。
「せっかくのんびりしていたのに、じゃまをされたな・・・」とイライラしているのです。
そのイライラを伸びをしてストレスを発散させているのです。
3.体温を下げている
暑い時期などに、汗腺の少ない猫は人間のように毛穴から汗を出して体温を下げることができないのです。その代わりに体を伸ばして放射面積を広げて体温を外に逃がして調節をしているのです。
個体差がありますが、気温が23度以上で伸びをする回数が増え、18度以下でまるくなる率が高くなると言われています。
4.リラックスしている
体を伸ばしたり、伸びたままの無防備な姿をしているのは安心できる場所にいるからです。リラックスできない場所では猫は決してこのようなポーズはしませんので、猫が伸びている時は気分がリラックスしているという証拠になります。
伸びるときは急所のお腹を見せることになりますので、警戒心がない状態といえます。