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猫の病気 吐いたらこんな病気を疑おう!猫に多い7つの病気

病気が原因の猫の嘔吐


吐くという症状は色々な病気でみられることです。
消化器系の病気はもちろんのこと、呼吸器、循環器、肝臓、腎臓、内分泌、すい臓などほぼすべての病気が疑われます。
その中でも、猫に多くみられる病気を紹介したいと思います。

 

炎症性腸疾患

原因は様々・・・慢性胃腸炎

腸に炎症が起こる病気で、慢性的に嘔吐や下痢がみられます。
場合によっては下痢で血便が出ることもあります。
原因は消化吸収不良や腫瘍が考えられます。
猫が何歳でもかかる可能性があるのですが、発症率が高いのは5歳から12歳と言われています。

 

慢性腎不全

進行すると繰り返し嘔吐します

腎臓の機能が充分に働かなくなる病気です。
初期には多飲多尿の症状が出るので気づくチャンス。
病気が進行すると尿毒症の状態になってしまい、体重の減少や貧血、繰り返し嘔吐するといった症状が見られます。
こうなってしまうと、緊急な治療が必要になります。
猫の死亡原因としてはとても高い確率で、特に高齢なな子ほど発症する確率が高くなっていきます。

 

肝疾患

感染症などが原因の発見しづらい病気

最近や寄生虫の感染、免疫異常、中毒や腫瘍、脂肪の蓄積などが原因で発症します。
肝臓は別名「沈黙の臓器」と言われており、症状が出にくいので発見が非常に難しいとされています。
病気が進んでしまうと猫の元気がなくなってしまい、食欲も落ち、痩せていきます。
ひどい時には嘔吐や下痢を繰り返して、もっと進むと黄疸症状が出ることもあります。

 

腸閉塞

腸が詰まる病気

嘔吐物にはウンチのニオイがします

異物の混入、腸捻転、腸重積、腫瘍などにより長官が物理的に塞がってしまい、町内の内容物が滞った状態をいいます。
猫は腹痛に苦しむことになり、何度も嘔吐を繰り返します。
吐いたものからは腸からの逆流のためにウンチのニオイがすることもあります。
緊急の開腹手術が必要になる場合も考えられます。

 

食道炎

食道や胸に痛みがあります

食べてすぐに吐き出します

誤って飲み込んでしまった異物が食道を傷つけてしまったり、胃炎や腸炎での頻繁な嘔吐で炎症を起こしてしまったり、のどの炎症が食道に広がるなどの原因でなってしまいます。
食道や胸に痛みがあるので、猫は食欲がなくなります。
食べものをうまくいに送り込むことができなくなり、すぐに吐き出してしまったり、何かが詰まったように吐く動作を繰り返します。

 

アレルギー性胃炎

食物アレルギーによっていに炎症を起こします

ある食物に対して胃がアレルギー性の炎症を起こしてしまう病気です。
食後30分から1時間で吐くことが多く、吐いた物にはゼリー状の粘膜がみられることがあります。
全身症状はなく、吐いた後は元気に過ごします。
腸も同様にアレルギー生の炎症を起こすことがあるので、その場合は嘔吐に加えて下痢や体重の減少などがみられます。

 

猫伝染性腹膜炎

ウイルスによる感染症です

嘔吐の他に下痢や発熱も見られます

猫がかかる恐ろしい感染症の一つとして有名です。
口から感染したコロナウイルスが体内で発症します。
胸や腹部に水が溜まり、呼吸困難になってしまったり腹部が異常に膨れる場合や、肝臓や腎臓にしこりができてしまう場合があります。
どちらも食欲不振、発熱、嘔吐、下痢、神経症状や目の異常などがみられます。


誤食も要注意

病気ではありませんが、誤食の場合も嘔吐が診られます。
それまで元気にしていた猫が急に嘔吐して、何度も繰り返すときは何か異物を誤食している可能性が高いと考えられます。
誤食の内容物は診察してみないとわからないことが多いのですが、中には一刻を争うこともありますので、もしかしてと思ったらすぐに受診してみることが大切です。