猫のあいさつはニオイが重要!
人間が初対面の相手と名刺交換をするように、猫同士はニオイの交換をします。猫はニオイでお互いを判別するので、ニオイの分泌腺がおおい顔の周りやお尻の周りのニオイをかぎ合って相手の年rネイや性別や健康状態までもを確認するのです。
お尻をかいでもらうときにしっぽをぴんと上に立てていたら、それは子猫の時の行動の名残なのです。
母猫にお尻を見てもらっているというような気分でいるのでしょう。
しっぽをピンと立てて近寄っていくというのも、友達になりたい!という友好的な挨拶の意味が込められているのです。
相手に自分をアピールしたい場合は、名刺代わりに自分のニオイを擦り付けるようなしぐさをします。まるで自己紹介をしているといったところでしょうか。
挨拶は安全に生きていくための確認作業なのです
猫にとって挨拶は争いを避けるという重要な意味もあるのです。他の猫と目が合った時に、じっと見つめないで目をそらすのは喧嘩になる前に「私は敵ではないですよ」という意思を伝えているからなのです。
野生のライオンなどは、他のライオンに会うたびに自分のニオイを相手に擦り付けて自己紹介をします。
お互いを判別しあって安全確認をしているのだそうです。
お互いを知っている猫同士が念のためにあいさつしあっているのも同じような意味合いがあるのです。
まだまだ猫には野性的な部分が残っているのですね。
人間と同じ猫のルール
相手の目をじっと見てはいけない。などのあいさつのルールは母猫から教わります。そののちに兄弟猫や家族同士で実践しながら覚えていくのです。ルールをきちんと守れないと、他の猫とのいらぬ喧嘩に巻き込まれたり厄介なことになることもあります。
あいさつは人間界でも猫界でも仲良く平和に生きていくための手段なのですね。