その食欲の変化にはどんな病気のサインが隠れているのでしょうか?
実際にあった例を紹介しながらどんな病気が疑われるのか考えていきたいと思います。
フードボウルの前でフードを見つめて食べない
いつもならフードを見ただけで飛んできてパクパクと勢いよく食べるのに、フードボウルを見つめたままじっとして食べようとしない。ニオイをかぐが、食べ始めることはなく水しか飲まない。
よだれを垂らしていたので動物病院へ。
結果
口内炎
いつもは残さないフードなのに、半分くらい残すようになり元気がない
毎日量を計って与えているのだが、半分ほど残すようなことが3日程度続いた。お気に入りのおもちゃを見せても何も反応しないでうずくまっている。
急いで動物病院を受診した。
結果
尿石症
食欲の変化はほかの症状と合わせて受診を見極めましょう
猫は季節や環境の変化が起こった時も一時的に食欲が落ちることがあります。猫に食欲がなくなった時は、発熱や下痢、嘔吐などの症状があるかないかで状況は変わってきます。
また、食事をまったく食べないことが1日以上続いたときも重症な病気を疑いましょう 。
食欲が急に増した時も水をたくさん飲むようになったなどの他の症状が一緒に起こっていれば病気が疑われます。
すぐに動物病院を受診しよう!
・2日間まったく食べない
・ぐったりして全然動かない
・下痢をしている
・吐き気がある
・熱があるようだ
食欲がなくて他の症状が合わせて見られるならば、腎臓疾患、貧血、感染症などの様々な病気が疑われます。
食欲が増して水を飲む量も多いのなら、糖尿病や、甲状腺機能亢進症などが疑われます。