癌と聞くと不治の病と言う印象があり、すぐに死と直結して考えがちですが現代ではそうとも限りません。
早期発見、早期治療をしていけば医療の質が日々進歩しているので助かる可能性が高いのです。
犬のがんの治療方法は、常に新しく名ており、以前だったら余命数か月と宣告されていたような症状でも、外科・内科・放射線治療などを駆使して癌と宣告されてからも何年も元気で過ごすこともできるようになりました。
癌は治癒することが難しいという印象を持ちがちですが、治る癌もあります。
癌細胞の増殖を分子レベルでおさえることができる分子標的薬は犬の体質と薬がぴったりと合えば、肥満細胞腫などの癌を高い確率で小さくすることができるのです。
アメリカでも悪性黒色腫のワクチン療法の研究が活発で、移転が認められる場合でも、高い治療効果を期待することができるようになりました。
早期発見のためにはスキンシップと定期的な検査!
日々進歩している医療でも、癌に関しては早く見つけるに越したことはありません。早く見つけて治療することができれば、手術の必要がない時だってあります。
手術は年を取った犬や猫にはとても負担が大きいものです。
検査はどのくらいの期間を開けてすればいい?
5歳を過ぎたら、一年に1回は血液検査やエックス線検査などの健康診断を受けましょう。1年で5歳から6歳も年を取ってしまうので、10歳を過ぎたら半年に一度検査を行うことも大切です。
大型犬がなりやすい癌は?
小型犬よりも大型犬に多いのが、骨肉腫と言う癌です。なによりも早期発見をしなければいけないので、毎日1階は犬の体中を隅から隅まで撫でてみてください。毎日撫でていると、少しの異変にすぐに気が付くことができます。
癌と言われたら、すべて死んでしまうという訳ではありません。
前向きに治療をして克服している犬もたくさんいます。
犬は自分では決められませんので、飼い主さん次第と言うことになります。