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侮るなかれ!犬小屋がペットの命を守る時代

犬小屋といえば、真っ白な壁に赤い屋根!それに「コロ」の表札!

一昔前は、犬を庭や玄関先で飼育している人がほとんどでした。愛玩犬の普及とともに、室内での飼育が主流となってきましたが、まだ庭先に犬をつないで番犬をしている犬をときどき見かけます。
都会では、住宅の事情もあって庭付きのおうちに住めない飼い主さんも大勢います。
ペットの飼育が可であってもマンションや共同住宅ではなかなかベランダや玄関先にペットをつなげて置ける環境にはありません。

外を歩いていたら、近所の犬にほえられたという経験もいまでは少なくなっているのではないでしょうか。
あのドキッとする気持ち。ここの家は犬がいるんだなということを覚えて顔を覗いてみたくなる気持ち。ちらっと垣根から顔が見えたりすると、犬もこちらをじっと見ていたりして目が合ったなんて経験、今の子供たちにもぜひさせてあげたいですね。

犬小屋のイメージというと、いったいどんなものを想像しますか?

・三角屋根の小さな家の形をしている。
・扉はない。
・近くに犬につながっている紐を止める杭がある。
・「コロ」や「太郎」など表札が付いている。
こんなアニメの中の犬を想像してしまうのは、私がクレヨンしんちゃんのシロやサザエさんの隣のうちの伊佐坂さんちにいる「ハチ」の世代だからでしょうか。

外用の犬小屋だけではない!室内用の犬小屋がすごい!

犬小屋というと外で使用するイメージが多いのですが、実は室内用の犬小屋もあります。
猫用のキャットタワーのように小さな部屋を想像するとわかりやすいかもしれません。
犬用はあんなに高いところではなく、低いところにあります。
大人が踏み台にしても壊れないくらい頑丈にできているものもあり、ここにいれば安心という押入れのような雰囲気さえあります。

木造建築が盛んだったころは、地震が来たらトイレや押入れに逃げ込め!と言われていましたよね。
あれは、狭い空間を柱で囲っているから一番安全だという理論なのです。
この、小さな空間である犬小屋も同じ原理でとても安全と言えます。
猫が狭いところを好むというのはよく知られていますが、犬ももちろん穴ぐらに入るのが大好きです。
狩猟本能を持っているダックスやテリアはもちろんのこと、小型犬に限らず大型犬も狭い空間を好む犬は多いのです。
飼い主さんが出掛けて留守の時、寂しくなったら逃げ場として自分だけの空間でリラックスできることは精神的にもいいと思います。
飼い主さんのにおいが付いた洋服やタオルなどを入れてあげれば、より心地のいい空間になることでしょう。

犬小屋は進化している!地震でも安心

最近の犬小屋はどうなっているのでしょうか?
室内犬が増えている今でも、犬小屋の需要はゼロではないと思います。ホームセンターに行くと小さな犬小屋がサイズ別にいくつか並んでいるのを見たことがあります。
日曜大工やDIYが好きな飼い主さんならちょちょいと手作りで作ってしまうかもしれません。
室内犬は、家の中にケージをおいて犬の居場所を確保している人もいると思います。
でも、じつは室内でも犬小屋は活躍するのです。
記憶にも新しい東日本大震災の時、家の中で丈夫な犬小屋を犬の居場所として使用していた方が、地震で棚から落ちてきたものからペットの命を守ることができたという感想を書いているのを見かけました。
部屋の中でも震度5以上となると、かなりの危険を伴います。
地震の対策をしていても、建物自体が崩れてしまっては元も子もないのです。
でも、職人の手で作られた頑丈な犬小屋は大地震にもびくともしませんでした。
人間の家よりも背が小さく、柱に支えられた小さな空間は、木造であっても非常に頑丈です。冬は暖かく、材質が木であれば夏は涼しく過ごすことができます。
保冷剤やシートを敷いてあげれば涼しさが逃げないので夏の暑さ対策にもなります。ちょっとした保冷ボックスのイメージです。
サイズは職人さんがオーダーメードで建築してくれるものもあり、部屋の置きたいところにぴったりに作ってくれるのです。
きちんと建築士の資格を持った犬小屋職人さんもおり、こだわりを持って作っていますのでご興味がある方は検索してみてくださいね。

どんな犬小屋が流行しているの?

見た目もおしゃれなものが多い犬小屋ですが、いったいどんな形や材質のものがよく選ばれているのでしょうか?
今では犬小屋でも人間の家と同じくらい快適に作られているものもあります。
小さな窓があり、扉が付いており、通気性がよく消臭機能も付いている。
屋根はもちろん雨漏りせず、ちょっとしたウッドデッキまでついていたりしてとても豪華です。

自分も小さくなって、この家に住みたい!と思うようなものもあります。
愛犬の犬小屋を選ぶときは見た目はもちろんのこと、機能性も重視しなければなりません。
そして、サイズや値段はもちろんのこと、犬にとって居心地がいいことが最も大切です。

・安心安全な材料で作られているか?
・愛犬の体の成長を見込んだサイズであるか?
・頑丈にできているか?
・いざという時に愛犬が自分で出入りすることができるか?
などのことを飼い主さんはチェックしています。
あなたの愛犬はどんなおうちに住むことになるのか、楽しみですね。