これはどういう気持ちでうなっているのでしょうか?
本当に怖がらなければならないときと、心配しなくてもいいとき、あなたは聞き分けができるでしょうか?
低くうなっているときの犬はどういう感情なの?
「やめて!」「あっちに行って!」
など怒っています。
自分の意思を強く伝えています。
犬が怒っているという時に漫画などで使われるグルルルというような低いうなり声です。
相手に対して警告しています。
自分に近づくとけがをするぞ!
怒っているぞ!とアピールしているのです。不用意に近づかないほうがいいでしょう。
普段の生活の中で、ご飯を食べているときや、大好きなおもちゃを取り上げられそうなとき、不審な人物が近づいてきたときなどによく聞かれます。
小さめの声で低めにうなっているときの犬はどういう感情なの?
「戦わないこともないぞ」という少し気弱な感じで怒っているときにこのうなり声を出します。
本当は戦いたくないけど、仕方ないと思ったら戦わざるを得ないと思っています。
とっても怒っているわけではないけど、一応相手を威嚇しています。
自分が勝てないかもしれない相手に対してうなるときによく聞くことができます。
うなり声が高くなったり、低くなったりしているときの犬の感情はどういうもの?
「怖いけど、一応応戦しようかな」というとても相手を恐れているときにこのうなり声を出します。
相手に対して恐怖心を持っているのですが、ただの強がりで出しているうなり声なのです。
相手を威嚇するために一応うなっていますが、内心はビビッています。
声が途切れ途切れになるのは、逃げるほうがいいのか戦うほうがいいのか決めかねているからなのです。
犬もこのように気持ちの動揺があると声にも表れるのです。
いかがでしたでしょうか?
一見怒ってうなっているように見えても、上記のように内心はおののいていたり、恐れを感じていたり、ビビッていたりというケースもたくさんあります。
犬が牙をむき出しにして大きな声を出してうなっているときは、触らぬ神にたたりなし!よその犬なら一目散に逃げましょう。
私の場合は愛犬が怒るべきところでないのに怒ってしまったら、容赦なくしつけをします。
もしくは気持ちを落ち着かせるためにそばへ行ってなだめます。でも、よそのおうちの犬の場合は危険なこともありますので注意が必要です。
お客さんが来られた時や、無抵抗な相手に対して怒りをむき出しにするのは許されません。
番犬としての資質を持っている犬でも、飼い主さんの合図で怒りを鎮めることができるようになるといいですね。