でも、世の中には人のために働いている賢い犬もたくさんいます。
特別な資質を持った犬の中のエリートたちが人間のために働き、役に立っています。
今日は、その中の「麻薬探知犬」についてお話ししたいと思います。
麻薬探知犬とはどんな仕事をするの?
麻薬探知犬は、空港や港にいつもいて麻薬などの違法な薬の匂いをかぎ分けて見つけるのが仕事です。国内に持ち込まれそうになっている麻薬などをいち早く見つけて人間に教えます。
犬の優れた嗅覚を仕事に生かしているのです。
現在では、郵便局などにも配置され仕事はますます増えています。
旅客貨物、商業貨物、郵便物など範囲はとてもたくさんあるので、たくさんの犬が麻薬探知犬として働いていることがわかります。
「アグレッシブドッグ」と「パッシブドッグ」麻薬探知犬の種類
麻薬探知犬は2種類に分けられています。アグレッシブドッグは麻薬の匂いを探知すると、その荷物に攻撃を与えてパートナーである人間に知らせます。主に旅客の貨物、商業貨物、郵便物にまぎれている麻薬のに匂いをかぎ取るように訓練されています。
パッシブドッグは麻薬の匂いを感じるとその場に座りこんでパートナーである人間に知らせます。主に旅客の手荷物や人間の洋服の中に隠されている麻薬を見つけるように訓練されているのです。
麻薬探知犬の歴史
昔からずっとこの仕事があるように思えますが、実は麻薬探知犬の初代犬が誕生したのは昭和54年になります。意外と新しい犬の仕事なのです。まだ麻薬探知犬の歴史が始まってから数十年という年月しか経っていません。
これからもっと麻薬探知犬としての犬の仕事は進化していきそうです。
麻薬探知犬のその後
麻薬探知犬は大体平均で7年くらい活躍します。活躍できるようになるまでには相当な訓練が必要ですし、素質もかかわってきます。
麻薬探知犬として活躍した後は、仕事上のパートナーとして一緒に過ごしてきたハンドラー(麻薬探知犬を操る人間のこと)と一緒に暮らす犬が多いです。
いかがでしたでしょうか?麻薬探知犬は空港や港で見かけることができます。
仕事中の犬には呼びかけたり触ろうとしたりせずに、仕事の邪魔をしないようにやさしく見守ってください。