ショックで何もできないといっている場合ではありません。
愛犬が頼りにしている人はあなたなのです。
家族で協力して、少しでも過ごしやすいように工夫してあげてください。
人間も、動物も誰もが平等に年を取ります。
認知症になるくらい長生きしてくれてありがというという気持ちを持つと認知症を発症した後も楽しく過ごすことができると思います。
認知症をひどくしないためにできること
①今まで通りたくさん話しかける
認知症になってしまったからと今までの態度を変えたり、話しかけてもわからないからと話しかけるのをやめたりすると認知症はどんどん進行してしまいます。今までと同じように声をかけ、名前を呼び、遊んであげてください。
②体を触る
いろんなところから刺激を与えることは認知症にとってもいいのです。健康チェックもかねて体中をマッサージするつもりで刺激を与えてあげてください。
認知症のせいで頭がうまく働かなくても、体が気持ちいいということや、撫でられてリラックスできるという感覚はずっとあります。
③頭を使う知育おもちゃをプレゼントする
大好きなおやつが頭を使うと出てくるような知育おもちゃは子犬にも人気ですが、認知症の犬にもとてもいいのです。ちょっとの変化や工夫が脳への刺激となります。
④いつもと違う場所へお出かけする
遠出をするのももちろん刺激になっていいのですが、毎日の散歩のルートを少し変えるだけでも変化となってとてもいいです。いつもと違う匂い、いつもと違う景色、いつもと違う飼い主さんの話声。ちょっとの変化が新しい発見となって刺激を与えます。
いかがでしたでしょうか?
4つのポイントを見ると、認知症になったからといっていつもと違った扱いをしなくてもいいということが分かりました。
もちろん認知症により、困ったトラブルは出てくることでしょう。それでもいつも通り声をかけて、撫でて、散歩をして、そばにいる。そのことがとても大切なのです。
あなたを信頼しているワンちゃんは、あなたという大切な人がそばにいてくれることでどんなに安心してどんなに心強い思いでしょう。