今日は犬の祖先と言われているいくつかの動物たちについて調べてみました。
私たちの生活になくてはならないかわいいワンちゃん。
現代の研究では、まだ犬の祖先がいったいどの動物か断言されていません。
有力と言われている4種の動物を紹介したいと思います。
★ミアキス Miacids or Miacis は、3800万年~5600万年前にいたと言われている動物です。
現代のアシカや犬や猫の祖先であるという説が有力です。
ミアキスの体調は約30センチくらいと考えられています。長い尻尾と短い脚、後ろ足よりも前足の方が短かったと予測されているので、今でいうイタチに似た体系ではないかと言われています。
骨盤などは、犬と大変よく似ているということです。
また、猫のようにひっこめられる爪を5本の指に持っていたということから木の上で生活をしていたと考えられています。
★トマークトゥス Tomarctus は2300万年~1600万年くらい前にいたと言われている動物です。
主に肉食で、犬や狼にとても似ているとされています。以前はずっとこのトマークトゥスが犬の祖先だと考えられていたのですが、最近の研究で他の犬の祖先とされる候補が上がってきたことからトマークトゥスが犬の起源だとされる説が危うくなっているということです。
★キノディスムス Cynodesmus は3300万年~2630万年くらい前にいたと言われている動物です。
こちらも肉食で、体長は100センチくらい合ったと言われています。前脚・後脚にはそれぞれ5本ずつで、爪もあったようです。
骨格から推測するに、あまり走るのが得意でなかったようです。体はキツネに似た感じだと言われています。
★タイリクオオカミ Canis lupus は別名ハイイロオオカミ。
体の大きさは、それぞれの生息場所によって差があるのですが大体100センチ~150センチ(体長)くらいだと言われています。中型犬から大型犬くらいの差があるんですね。
こちらのタイリクオオカミは現代の犬と交配することができるのです。しかも、生殖能力をもった子供が生まれるのです。遺伝的に差がないことが犬の祖先として有力と注目されています。
このように犬の祖先にはいろいろな説があり、いまだハッキリと断言されていません。
私たちが生きている間に、犬の祖先はこれであるという明確な証拠が見つかるのでしょうか。
楽しみですね。
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