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犬に愛情伝わってる?愛情不足が疑われる4つのサイン

 犬に毎日愛情を注いでいるつもりでもきちんと伝わっていないことがあることをご存じでしょうか。言葉では上手に伝わらないからこそ、行動で愛情を伝える方法があります。

犬が愛情不足を感じるとどんなサインを出すのでしょうか。今日は犬が愛情不足を感じているときに出すサインについて詳しくお話していきたいと思います。



イタズラをする

犬は飼い主の愛情を確かめるためにわざとイタズラをすることがあります。かじってはいけないといわれているものをかじったり、入ってはいけないといわれているところに入ったり…。飼い主としては犬の困った行動ですが、犬は実はいけないとわかっていてしている行動なのです。

なぜいけないとわかっているのにイタズラをするのかというと、自分がする行動で飼い主の気を引きたいと考えています。たとえ怒られてもいいので声をかけてほしいと思っているのです。そして自分を見てほしいと訴えているのです。

犬がわざとイタズラをするのは、飼い主があまり犬との時間をとれていないときが多いといわれています。仕事で忙しかったり、子育てで手が回らなかったり様々な理由があると思います。「なんでこんな時に限って」と思うのは、実は犬も寂しさを感じているからなのかもしれません。


具合が悪いふりをする

犬は飼い主の愛情を確かめるために具合が悪いふりをすることがあります。お腹を壊している様子もないのにご飯を食べなかったり、体を痛めているわけでもないのにじっと動かないで寝てばかりいたり…。

飼い主としては心配でたまらなくなりますよね。でも、その心配こそ犬が飼い主に望んでいることなのです。自分を見てほしい、自分をかまってほしいと思っているからわざと具合が悪いふりをするのです。

いつもは優しい飼い主だから、自分が具合が悪い時は優しくしてくれると思っているのです。ある意味信頼関係が築けているという証でもあります。そして、具合が悪い時はいつも優しくしてくれるという過去の経験があるからこそ、わざと具合が悪いふりをして飼い主を試しているのです。

犬はとても賢い生き物です。体の様子を見て具合が悪いところがなさそうならば、短い時間でもいいので思い切り犬だけと向き合う時間を作ってあげると満足して愛情を確認することができると思います。そうするとすっかり良くなるかもしれませんね。


いつもはしない行動をする

犬は飼い主の愛情を確かめるために、いつもはしない行動をすることがあります。いつもは自分のしっぽになんて見向きもしないのに急にくるくると回ってしっぽを追いかけまわしたり、自分の前足をぺろぺろと何度もなめたり…。

犬が、「いつもはしないのにおかしいな?」と思うような行動をしていたら、愛情不足のサインかもしれません。犬は暇な時間が多いと自分の体で遊び始めることがあります。おもちゃで遊んでくれれば問題はないのですが、あまりに手を舐め続けると皮膚炎になってしまう可能性もあります。

前足がいつもよりも濡れている回数が多いとか、前足が赤くなっているなと気が付いたら注意が必要です。しっぽの毛が濡れていたり、しっぽの毛が抜けているところがあるなどいつもと違った変化があったら、犬の行動をよく観察してみてください。

飼い主にかまってほしいと思っているけれど、邪魔してはいけないと思って自分一人で退屈を紛らわしている可能性があります。


意味もないのに吠える

犬が飼い主の愛情を確かめるために、意味なく吠えることがあります。犬がもし言葉を話すことができたら「遊んでよ」「つまんないよ」「一緒にお散歩に行こうよ」などと言って訴えているのかもしれません。

不審な人が近づいたときなどに吠える吠え方とはちょっと違って、鬼気迫る声ではないことが多いです。どちらかというと甘えているイメージの吠え方です。犬からの愛情表現かもしれませんね。

ついつい無駄に吠えると叱りたくなる時もありますが、なぜ犬が吠えているのか原因を考えてあげることが大切です。いくら注意しても無駄吠えをやめないときは一度犬と向き合ってみることが大切です。


まとめ

いかがでしたでしょうか。犬の行動にはいつも理由があります。行動の中には愛情不足を訴えているものもあり、愛情不足からおこる犬の行動は飼い主からしたら困った行動であることが多いのが特徴です。

もしも犬が困った行動を繰り返すようなら、その原因をじっくりと考えてみてください。最近あまりかまってあげられなかったなと思ったらもしかしたら愛情不足かもしれません。愛情を伝えるのに時間の長さはあまり関係ありません。

一日のうち5分だけでも犬だけのことを考えて接することができれば、犬は満足することが多いです。その積み重ねが信頼関係へとつながるのです。愛情不足からくる困った行動は、犬のストレスにもつながります。

ストレスを放置すると心が大きな負担を抱えてしまうことさえあります。そうならないためにも、犬の気持ちに寄り添った日々を過ごせるといいですね。

 

犬の介護士になるために必要な資格と活躍できる場所

 犬の介護士という仕事があるのをご存じでしょうか。人間と同じく、犬の介護をするお仕事です。犬の介護士はどんな資格なのでしょうか?

そして、どんな仕事をするのでしょうか。詳しくご紹介していきたいと思います。



犬の介護士の仕事内容はどんなことをするの?

犬の介護士は動物介護士と呼ばれ、動物の健康管理のプロです。年を取って体が若い時とは違ってくるのは人間も犬も同じです。年齢を重ねると若い時とは違う栄養や運動が必要になることがあります。老犬に健やかな毎日を過ごしてもらうために大切なのが健康管理です。

犬の介護士はグルーミングも行います。犬は自分で毛をなめてきれいにしますが、老犬になると体が硬くなり思うように自分できれいにできなくなってしまいます。毛や爪のお手入れに加えてアロマなどでリラックスさせたり、トリートメントで汚れをつきにくくするのも介護士の仕事です。


犬の介護士が活躍する場所はどんなところがある?

「ペットサロン(トリミングサロン)・ペットホテル」

飼い主が旅行や入院などの時にペットを預かるのがペットホテルの仕事です。少子化が叫ばれているなか、ペットの数はどんどん増えているといわれています。そのぶんペットホテルやペットサロン(トリミングサロン)の利用者が増加しているので需要が高まっています。

ペットサロン(トリミングサロン)では毛のお手入れやカットだけでなく、爪や耳などの繊細な部分のお手入れもかかせません。

「動物病院」

病気・ケガをした犬の対応だけでなく、健康管理や受付業務など仕事は多岐にわたります。獣医師が治療しやすいようにサポートすることも重要な役割です。

動物病院で働く場合、動物看護士の資格をもっているとさらに知識が深くなるので便利です。

「犬カフェ」

たくさんの犬たちから癒しをもらうために訪れるお客さんの接客が主な仕事です。もちろん犬たちのお世話も欠かせません。

たくさんの犬を健康に管理するために知識と技術が必要です。しつけに関する資格も持っているとさらに仕事をするうえで便利だと思います。


犬の介護士になるために必要な資格はある?

犬の介護士になるために国で定められた資格はありません。ですが老犬と接する際に犬の知識や病気への知識があるのとないのとでは飼い主の安心感が違います。さらに犬と接するうえで知識があると専門的なことに気づきやすくなるでしょう。

民間資格である「動物介護士」の資格を持っていると、犬の介護士として働くときだけでなくペット業界に就職する際に有利になることがあります。なかには自分が飼っているペットの介護をするために資格を取得する人もいます。

現代は人間社会が高齢化するとともに、ペットも高齢化が進むと考えられています。今後、動物介護士の資格はますます注目が集まるでしょう。


犬の介護士の資格にはどんなものがある?

「老犬介護士」の資格

一般社団法人 日本キャリア教育技能検定協会(通称JCSA)が認定している資格です。通信講座で受講することができ、認定課題を一定レベルで満たすことがでいれば「JCSA認定マスターライセンス老犬介護士」の資格を取得することができます。

「小動物介護士」

一般社団法人 日本ペット技能検定協会が認定している資格です。通信講座で受講することができます。協会の指定カリキュラムを終了後に筆記試験に合格することが必要です。

「ペット介護士」

大手の通信講座「がくぶん」と、群馬県にある「世界の名犬牧場」というドッグコミュニティーパークが認定している資格です。がくぶんが行っている通信講座で「ペット介護士養成講座」を受講することが必要です。

「ドッグヘルパー」

一般社団法人 日本キャリア教育技能検定協会(通称JCSA)が認定している資格です。通信講座で受講することができます。JCSAが認定している「ドッグヘルパー講座」を受講したあと、課題で一定水準を満たすことが必要です。

「認定動物看護士」

動物看護師統一認定機構が認定している資格です。大学や専門学校などで認定動物看護師に必要な授業の単位を取得し、動物看護士統一認定試験に合格することが必要です。


犬の介護士に向いている人はどんな人?

犬の介護士は言葉を話せない犬が相手ですので、犬の様子をよく観察する観察力が必要です。どんな職場においても犬と接するときは愛情をもって接することのできる人、犬のために何ができるかいつも考えられる人が向いているでしょう。

元気な時だけでなく、具合が悪い時や年をとって動けなくなってしまった犬に対しても平等に接することのできる人、一般的には「汚い」とされるウンチやおしっこのそそうのお世話も抵抗なくできることが大切です。

保護施設などでなければ、犬には基本的に飼い主がいます。飼い主と円滑なコミュニケーションが取れることも重要なポイントとなるでしょう。また一匹一匹と真摯に向き合い信頼関係を気付くことが大切なため、責任感がある人が向いているといえるでしょう。


 

犬のがんの種類や治療法はどんなものがあるの?

 犬も人間と同じくがんになることがあります。犬にとってもがんは生活を脅かすとても重大な問題です。今日は犬のがんについてその種類や症状、治療法など詳しくご紹介していきたいと思います。



犬はどのくらいの割合でがんになるの?

犬は10万頭のうちの800頭ほどががんになると考えられています。雑種(ミックス犬)よりも純血種の犬のほうがリスクが高く、10歳以上になるとよりリスクが高まるようです。

人間と同じく家系や遺伝でがんになることも多く、犬種によってがんになりやすいリスクを持っている犬もいます。


犬のがんの種類…血管肉腫

血管にがんができる病気です。犬の場合は脾臓にがんができる確率が高いようです。心臓や肝臓などにも発生することがあります。


犬のがんの種類…悪性黒色腫メラノーマ

メラノーマとも呼ばれる悪性黒色腫は唇や口の内部などにできることが多く、目の周りや指先にできることもあります。侵襲性の高いがんだと考えられています。


犬のがんの種類…乳がん

おっぱいにできるがんです。若い時に避妊手術をすることで乳がんができる確率を低くする効果があると考えられています。人間と同じでオスがなることもあります。


犬のがんの種類…骨肉腫

骨にできる悪性のがんです。小型犬が骨肉腫になる確率は低いと考えられています。


犬のがんの種類…リンパ腫

血液の中にある白血球のなかのリンパ球ががんへと変わってしまう病気です。リンパがあるリンパ節にできることが多く、内臓や皮膚にできることもあります。


犬のがんの種類…肥満細胞腫

肥満細胞と呼ばれる細胞ががんになってしまう病気です。体中どこにでもできる可能性があります。皮膚にできると表面に出てくるので目でがんが見えることがあります。


犬のがんはどんな特徴があるの?

犬ががんになると体重が急に減ることがあります。食欲がなく体重が急激に減ったら何か病気が潜んでいるかもしれません。がんが体のどこかにできていても、はじめは体重の減少くらいしか症状がないことが多いといわれています。

そのため毎日犬と触れ合って変化がないか早期に気が付くことが大切です。体のどこかに腫れがないか、口や目の周りなどにできものができていないか、足や手などを頻繁になめているようなしぐさをしていないかなどチェックしておくことをおすすめします。

脳に腫瘍ができた場合は、普段しないような行動をすることもあります。歩き方が変だったり、くるくるとその場を回ったりするようなことがあればよく観察してください。


犬のがん治療はどんなもの?

犬と人間のがんはとても良く似ています。がんの治療とひとことに言っても、さまざまな選択肢が選べるようになりました。がんがどれくらい進行しているのか、がんができた場所によって症状や治療は様々です。

がんを外科手術で取り除く方法、がん細胞を放射線で治療する方法、免疫を高めてがんを抑える方法、細胞の移植(血液のがんの場合)、抗がん剤を使った化学療法などいろいろな手段でがんと闘うことができます。

医師とよく相談して納得のいく治療をすることが大切です。一つの病院で納得のいく説明がない場合は、セカンドオピニオンをおすすめします。犬は自分では話すことができないので、最終的な判断は飼い主がすることになります。

後で後悔することがないよう、また、公開したとしても自分を責めることのないようにその時のせい一杯をつくせるようにしたいですね。

 

症状や原因は?犬の耳の病気や治療法について

 犬の耳の中をじっくりと除いたことがありますか? 

犬の耳は見えている部分だけでも複雑な構造をしています。さらに普段は見えない耳の奥になるとさらに掃除などもしにくいですよね。

今日は犬の耳の病気や治療法について詳しくお話していきたいと思います。症状や原因についても深堀してみましょう。



犬の耳が汚いなと感じたら

犬の耳は普通は白かピンク色です。赤くなっていたり、黒く汚れていたりしたら注意が必要です。犬と一緒にいつも暮らしていたら、耳の色の変化にも気が付くと思います。耳が汚れていると何か病気が潜んでいるかもしれません。

犬の耳が黒くなっていたら汚れているサインです。とくに耳が垂れているアメリカン・コッカー・スパニエルやダックスフンド、ラブラドール・レトリーバーやプードルなどの犬種は立ち耳の犬よりも通気性が悪くて耳の中が湿ってしまいがちです。

耳の中が湿っていると汚れが付きやすくなってしまうのでこまめに耳を掃除することが必要です。


犬の耳が臭うなと思ったら

健康な犬の耳は変なにおいがしません。もしも犬の耳から異様なにおいがするなと思ったら、耳の中を欲のぞいてみてください。

もしかしたら犬の耳の中にダニがいるかもしれません。ミミヒセンダニが犬の耳の中に寄生すると、いつもよりも黒い汚れがたくさん耳につきます。ミミヒセンダニは他の動物から感染したり、ダニがいる絨毯などに寝ると感染するといわれています。

犬が耳をかゆがるしぐさを見せたら、耳の中をよく観察していつもよりも汚れていないかチェックしてみてください。


犬の耳垢の掃除どうしてる?

犬の耳の中は一度ゴミが入ったり、汚れたりするとなかなかきれいになりません。ゴミや虫も自分で取り除くことは難しいのです。

そのため定期的に耳の中をチェックして掃除してげることが重要です。たれ耳の犬は虫やごみなどは入りにくいですが、いったん入るとなかなか出てきません。犬が耳を描くようなしぐさを繰り返したり、頭をよく振るようになったら耳に何か異常があるのかもしれません。

犬の耳の掃除はトリミングサロンで行えます。定期的にカットやシャンプーに行っている場合はセットとしてついていることもあります。自分で行うのが心配な場合はプロの手を頼るのがおすすめです。


犬の中耳炎について

犬が中耳炎になると耳の中がじっとりと湿ります。前足で耳を搔いたり、こすったりするならよく観察してみてください。中耳炎は耳の病気だからと思って放っておくと、病気が進行して耳だれを起こしてしまうかもしれません。

さらに進行すると目の焦点が合わなくなったり、いつもと顔つきが変わってきたりしてしまいます。頭や体に飼い主が触るのも嫌がることもあります。

かゆみだけでなく痛みも感じるので要注意です。動物病院で点耳薬を処方してもらわなければなりません。


犬の外耳炎について

マセラチア菌というカビの一つが原因で起こる外耳炎。マセラチア菌は通常犬の耳にいるのが当たり前の菌なのですが、皮脂がいつもよりたくさん分泌されると菌も増殖して外耳炎になることがあります。耳の中が黒いなと感じたら、菌による耳垢のせいかもしれません。茶色の汚れの場合もあります。

犬が体調不良で免疫力が下がったり、湿度が高いときに耳の中が湿ったままずっと放置されたりするときも危険です。犬の耳の中で細菌が増殖して外耳炎になることがあります。

外耳炎になってしまったら動物病院で処方された抗生物質を投与しなければなりません。点耳薬も同時にさすこともあります。


アレルギーによる耳の症状

犬もアトピー性皮膚炎や、食物アレルギーによって耳の病気を引き起こすことがあります。炎症を起こすと耳の中が赤くなってしまいかゆみが発生します。

人間でも耳の中がかゆいと不快で集中できないことがありますよね。もしも原因がアレルギーだとわかったら、犬にかゆみ止めの薬を飲ませたり、アレルギー物質を除去した食事にしたり対処療法を行います。

耳の中が湿らないように気を付けたり、こまめに耳の状態をチェックしたりすることが大切です。


犬が耳を気にしていたら

犬が普段よりも耳を気にしている様子が見られたら、耳に違和感があるのは間違いないでしょう。耳がかゆかったり、痛かったりするとストレスでイライラしていつもよりも攻撃的になる犬もいます。

犬は耳の病気になりやすく、一頭の犬は死ぬまでに何度も耳のトラブルを起こすのも珍しくありません。耳のトラブルを起こさないようにすることも大切ですが、なってしまったらすぐに対処することも重要です。

治療を早く始めれば短い期間で完治させることもできます。不快なまま毎日を過ごすことは、犬にとってもストレスが長く続くことになってしまいます。いつもと違う様子に気が付いたら、すぐに専門家に相談してください。

 

犬の咳の種類別でわかる疑われる病気とは?

 毎日犬と一緒に生活していると、犬が咳をしていることに気が付くことがあると思います。一言に咳と言っても色々な種類があるのをご存じでしょうか。

病気による咳だとしたらどんな病気なのかある程度予測がつくこともあります。今日は犬の咳の種類でわかる疑われる病気について詳しくお話してきたいと思います。



犬がゲフゲフと咳をするとき

「ゲフゲフ」や「エフエフ」「カフカフ」と聞こえるような咳をするときは、加齢による心臓の病気が隠れているかもしれません。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルはもともと遺伝的要素として心臓疾患を発症しやすいといわれています。その他の犬種でも年齢を重ねると心臓に負担がかかり、むせこむような咳をすることがあります。

のどに何かが詰まってしまったときのような吐き出すしぐさをすることもあるようです。咳のほかにも、散歩に行くのを嫌がったり運動を嫌がったりしたら要注意です。症状が進むと肺水腫になることもあります。


犬がガーガーと咳をするとき

「ガーガー」や「ゲーゲー」といった濁った音の咳をするときは、呼吸器の病気が隠れているかもしれません。年齢を重ねるにつれ期間が狭くなってこのような咳が出ます。

チワワ、ヨークシャテリア、ポメラニアン、トイ・プードルなどの犬種では年齢を重ねていなくても遺伝的に発症する要素を持っているようです。

濁った音の咳がなかなか止まらずにしばらく続くこともありますし、「コッコッ」という乾いた咳をすることもあります。気管を圧迫すると症状が悪くなってしまうので、首輪ではなくハーネスなどを使用することをおすすめします。

さらに、あまりたくさん吠えるような状況にならないようにすることも大切です。


犬がコンコンと咳をするとき

「コンコン」や「コホンコホン」という咳が長く続くときは、アデノウイルスやインフルエンザウイルスなどの病気が隠れているかもしれません。

一週間以上同じような咳をしているときは感染症を疑ってください。ご飯もいつも通り食べたり、散歩も喜んでいくように普段と変わらない生活を送れるのが感染症にかかっている犬の特徴です。

興奮してたくさん吠えたり、何かの拍子にふと始まる咳があったら要注意です。いつもより高い声で短く鳴くのが特徴です。なかには熱が出る子もいますし、鼻水やだるそうにする子もいるようです。

まだ抵抗力が十分にない子犬や、年齢を重ねて体力が落ちている老犬は重症化する可能性があるので注意が必要です。


犬が「ウエーッ」と咳をするとき

まるで吐きそうなくらい「ウエーッ」と苦しそうに咳をするときは、気管支軟化症の可能性があるかもしれません。

気管支炎が悪化して気管支が柔らかくなってしまい苦しそうに咳をします。年齢を重ねた老犬によく出る症状だといわれています。

ポメラニアン、パグ、ミニチュア・ダックスフンド、ヨークシャー・テリア、チワワ、シー・ズーなどは遺伝的に発症しやすいといわれています。体重が平均よりも重くなってしまうと脂肪が肺を圧迫してしまいより気管支軟化症になりやすくなってしまいます。

年齢を重ねたら体重が平均以上にならないように気を付けてあげることが大切です。

 

犬が死ぬときに飼い主にこれだけは伝えたい5つのこと

 毎日楽しく幸せに過ごしてきても、人間も犬も年を取っていずれはこの世を去ることになります。犬は飼い主よりも先に死ぬときにどのようなことを思うのでしょうか。私たち人間に伝えたいことはどんなことなのでしょうか?犬の気持ちに寄り添って考えてみたいと思います。



「いままでありがとう」

犬は自分の命を助けてくれた人のことを絶対に忘れません。一生その恩を返していこうと思っています。「毎日ご飯をくれてありがとう」「毎日散歩をしてくれてありがとう」「毎日トイレを片付けてくれてありがとう」自分の生活を守ってくれた飼い主のことを犬は心から信頼しています。

最後の最後まで飼い主のために生きようと考えています。命を懸けて飼い主のことを守ろうと思っています。本当にいままでありがとう。何度言っても足りないその言葉を目で、しぐさで、鳴き声で訴え続けています。

飼い主が犬が一生懸命生きて最後の時を迎えるとき「いままでありがとう」と伝えることが多いと思います。犬はそれを聞いて「こっちこそありがとうだよ」と思っているに違いありません。


「先に死んでごめんね」

犬は飼い主のことを自分の命よりも大切な存在だと考えています。自分の一生をかけて守るべき存在だと思っています。危険な人物が近づけば体を張って守り、怪しいと感じる人物が何かをしようとすれば威嚇して遠ざけます。

自分が死んだあと、飼い主はどうなるのだろうと心残りさえあるのです。死が近づいてくると犬は自分の命の炎が消えかけていることを本能で悟っています。自分が死んだ後に飼い主を守ってくれる人がいるのか心配しています。

仲間に飼い主を託すことができるのであれば安心してこの世を去ることができるでしょう。犬は本来群れで過ごす生き物です。信頼できる仲間の存在は、死の間際であっても心強いものなのです。


「世界で一番だいすきだよ」

犬は飼い主のことが世界で一番大好きです。自分の命を泣け出してでも守りたい存在です。一緒に遊んでくれて、撫でてくれて、かわいがってくれて、犬の一生のうちに「一番大好き」と思える人間に出会えた犬は幸せです。

飼い主が泣いていたら自分のために泣かないでほしいと思いますし、死ぬ姿を見せたくないと思います。本当なら一人でひっそりと大好きな人に見つからないところで死にたいと思っています。世界で一番大好きな人を悲しませないためです。

犬は毎日体全体で飼い主に大好きを伝えてきました。飼い主が帰ってきたら全力で走って玄関に出迎えに行き、飼い主が落ち込んでいたら顔をなめて慰め、飼い主が寂しい時は寄り添ってぬくもりを伝えます。

「大丈夫、そばにいるからね」と。犬にできるすべて100%あなたに向き合ってきたのです。なぜなら世界で一番大好きだから。その気持ちは死ぬときであっても同じです。


「悲しまないで」

犬は飼い主の笑っている顔が大好きです。飼い主の笑っているかを見るために、時にはおどけてみたり、いたずらをしてみたり、芸を覚えたりしているのです。犬は大好きな人が喜んでくれることが一番うれしいのです。

大切なかわいがってきた家族の一員である犬が死んでしまう時、どうしても悲しみで涙があふれてしまうこともあるでしょう。でもその姿を見て犬は「自分のために悲しまないでほしい」と思っています。

「笑ってほしい」「笑顔を見せてほしい」と思っているのです。できることなら泣いている飼い主のために、今すぐに立ち上がって面白いことやすごいことをしたいとさえ思っているのです。


「虹の橋で待ってるよ」

犬や猫などペットが死んだときに虹の話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。人間に愛されて生きたペットはその生涯を終えると、虹の橋のふもとで大好きな飼い主が来るのを待っています。

そして飼い主が天命を全うして天国へ行くときに虹の橋を一緒にわたるのです。虹の橋のふもとではほかにもたくさんの動物たちが自分の飼い主を待っています。「虹の橋で待っているけど、早く来なくていいからね」きっとそう思っているに違いありません。

 

コロナ禍の中の犬や猫との暮らしについて

 日本のみならず世界中でパニックを起こした新型コロナウイルスの猛威。私たち犬や猫を飼っている者も不安と手探りのなか少しずつ歩んできたと思います。

現段階でコロナと犬や猫についてわかっていることをまとめてみました。



犬や猫はコロナに感染する?

2022年9月現在、海外では犬や猫がコロナに感染したいという報告があるようです。犬よりも猫のほうがコロナに対する反応があるようだと考えられています。

新型コロナウイルスは人から人へ飛沫感染で広がっていく病気です。犬から犬へ、猫から猫へと広がっていくのではなく、犬や猫が感染する場合でも人から感染するというパターンだと考えられています。

犬や猫もコロナワクチンが受けられる?

人間は新型コロナウイルスに対する抗体ができるワクチンを注射で接種することができますが、まだ犬や猫に対して有効なワクチンは現段階ではないようです。

狂犬病のように犬にも有効なワクチンが開発されると安心ですね。

犬や猫はコロナにかかったら咳をする?

犬や猫も人間と同様に、新型コロナウイルスに感染すると咳や鼻水などの症状が出ると考えられています。

でもそれはまだ仮定の話のようなので、これからの調査に期待するよりほかはないようです。犬や猫がいつもと違う様子でぐったりしていたら心配になりますよね。

もしも元気がない時や食欲がない日が続くようであれば、新型コロナウイルスが流行している時期でも怖がらずに動物病院を受診することをおすすめします。

コロナ禍出の犬や猫の散歩について

いつも家で過ごしている犬や猫をお散歩に出すときはコロナウイルスに感染しないか心配になりますよね。もちろん新型コロナウイルスに感染している人と濃厚接触をすれば犬や猫にも危険が及ぶことが考えられます。

でも毎日楽しみにしている散歩をやめることのほうが、犬や猫にとって精神的につらいということも考えられます。特に大型犬は家の中だけでの運動では到底満足することができません。

人が少ない時間、ほかの犬や猫に接触する機会が少ない時間などを狙ってお散歩することをおすすめします。


犬や猫は新型コロナウイルスの検査ができる?

現段階では犬や猫用の新型コロナウイルスの検査をする方法はないようです。

これから研究や調査が進み、体調が悪い犬や猫も簡単に受けられる検査キットができるといいですね。


新型コロナウイルスが流行している時期に犬を預かっても大丈夫?

人と人との飛沫感染でうつる新型コロナウイルスは、犬や猫にも映る可能性はゼロではありません。人間から犬へと移った可能性がある例は海外で報告されていますが、犬から人へというケースや犬から犬へというケースはまだないようです。

そのため犬を預かるのには問題がないように感じますが、なるべく接触を減らしたほうが人のことも犬のことも守れるのではないかと感じます。

どうしてもという場合はなるべく濃厚接触をしないように過ごしましょう。猫の場合は猫から猫への感染も報告例があるようです。


 

犬がかゆがる原因で考えられること10つ

 犬が後ろ足で耳の周りを書いていたり、前足で顔をこすっているのを見たことはありますか? 

犬と一緒に暮らしているとよく見る光景ではありますが、そのかいているしぐさが頻繁なら何か原因が隠れているかもしれません。犬が体をかゆがる原因を詳しくお話していきたいと思います。

原因1 毛が生え変わる時期

犬は季節の変わり目に換毛期を迎えます。冬は暖かい毛に包まれ、夏は涼しい毛に包まれているので、抜け替わりの時期を迎えるのです。

毎年くるその換毛期に体をかゆがる犬はとても多いです。犬が体をかいているときに、抜け毛がまわりに舞っていたり、ブラッシングをするといつもよりごっそりと毛が抜けたりしたら換毛期です。

↓換毛期についてはこちらの記事も参考にしてください

換毛期に入ります!抜け毛にご注意!

犬の抜け毛対策決定版!犬の抜け毛には秘密がある

原因2 ストレスによるかゆみ

犬はストレスを感じると体がかゆくなる時があるようです。一日中やることがなくて暇だと手や体をぺろぺろとなめ続けることもあり、そのなめた刺激によりかゆみを引き起こしてしまうこともあるのです。

散歩の時間が短くて運動不足のときや、いつもの生活が急に変化したときにストレスを感じる犬は多いです。

犬が体をかゆがっているときにほかに原因が見つからないときは、もしかしたらストレスが原因かもしれません。

原因3 細菌によるかゆみ

犬の体のかゆみの原因で、細菌が原因だと考えられるときに一番多いのが「ブドウ球菌」です。ブドウ球菌が原因で膿皮症や毛包炎をおこしてしまっている可能性があります。

かゆみの出る部分は、お腹、背中などの皮膚が柔らかくて広いところが多いです。犬が体をかゆがっている様子があったら毛をかき分けて皮膚を観察してみてください。

原因4 耳の病気

外耳炎になると耳を頻繁にかゆがることがあります。自分の爪でひっかいてより悪くなる前に、病院を受診することが大切です。

耳の中を覗いてみて異常がないか観察してください。耳をこすりすぎてほかのところまで脱毛してしまうことがあります。一日のうちに何度も耳を気にする様子があったら要注意です。

原因5 アレルギーによるかゆみ

生まれつき食べ物によるアレルギーを持っている犬がいます。成長とともに治る子もいますが、大人になってから発症することもあります。

特定の食べ物を食べると体をかゆがる様子があったら要注意です。動物病院でアレルギー検査をしてもらうといいでしょう。アレルギーでかゆみが出ている場合は、食品を特定して除去する必要があるかもしれません。

原因6 寄生虫によるかゆみ

ヒゼンダニと呼ばれる虫が犬に寄生すると疥癬と呼ばれる皮膚症状を起こすことがあるようです。

強いかゆみに襲われるので、明らかにいつもとかゆがり方や体のかきかたが違う! と気が付くと思います。犬自身もかゆくてほかのことに集中できないこともあるくらいです。

原因7 虫刺され

ダニやノミに刺されると、犬は頻繁に体をかゆがるようすが見られます。外に散歩に出かけたときに草むらに入る場合は、犬用の虫よけなどをしてみてもいいでしょう。

ダニやノミに刺されると腰回りやお尻の周り、首などがひどいかゆみに襲われます。

原因8 アトピーによるかゆみ

ハウスダスト、花粉、食べ物、などアトピーの原因はたくさんあるので特定するのは難しいかもしれません。

考えられる原因を一つ一つ取り除いて過ごしやすい環境を提供してあげたいですね。耳や肉球をかゆがったり、指の間をぺろぺろとなめるようなしぐさがあるとアトピーが原因かもしれません。

一般的にはその子自身の体質なので子犬のころから症状が出ることが多いです。

原因9 免疫系の病気

顔、体など全身にかゆみの症状が出ていたら免疫系の病気の可能性があります。天疱瘡と呼ばれる自己免疫疾患やエリテマトーデスという病気が代表的です。

症状が出ているところにさらに細菌感染を起こしてしまうことがあり、そうなるとさらにかゆみが強くなりつらくなってしまいます。

原因10 ホルモン異常

犬が年を取るとホルモンバランスの乱れが起こりがちです。

副腎皮質ホルモンが過剰に出てしまったり、甲状腺機能が低下してしまったりするとホルモンバランスが乱れて病気を引き起こしてしまいます。

その病気が原因でかゆみを発生する場合があるのです。

 

犬が吐いたときに考えられる理由5つ

 犬と一緒に暮らしていると、突然犬が吐いて驚くことがありますよね。犬が吐くことは珍しいことではありません。

でも吐いている様子がいつもと違うという時には注意が必要です。今回は犬が吐いたときに考えらえる理由を詳しくお話していきたいと思います。

ウイルスが原因の病気

ウイルスが原因で突然吐いてしまうことは人間でもありますよね。人間でいうとノロウイルスなどが一般的ではないでしょうか。

吐き気が数時間で収まり、その後食欲が戻ればよいのですが、何日も吐いてしまう場合や、食欲が数日たっても戻らない場合、元気がなくぐったりしている場合は病院を受診することをおすすめします。

ウイルスに対しての特効薬はありませんが、吐くことによる脱水症状は犬にとって危険です。何度も繰り返し吐いて水分もとれないようなら心配です。

腸の具合が悪い

腸が寄生虫におかされていたり、腸閉そくを起こしてしまうと犬が吐くことがあります。まれに生まれつき腸ねん転になりやすい犬もいます。

食べるたびに調子が悪そうにしていたり、吐いてしまったりする場合には要注意です。異物を飲み込んでしまい腸が詰まってしまうという例もありますので、食べたそうなそぶりを見せるのに食事をすると吐いてしまうという場合は、病院の受診をおすすめします。

胃の具合が悪い

胃が炎症を起こしたり、胃潰瘍ができている場合には犬が食事の後すぐに吐いてしまうことがあります。食欲はあるのですが、食べるとうまく胃が働かなくて消化できずに吐いてしまうようです。

まれに胃捻転を起こしてしまったり、異物により胃の入り口部分が塞がれてしまったりしていることもあるようです。食事をした後すぐtに、消化できていないものを吐いてしまう場合は胃の具合が悪い可能性が考えられます。

中毒をおこした

犬が食べると中毒を起こしてしまうような食べ物を食べてしまったときは、中毒による嘔吐をすることがあります。

吐き出した後にぐったりしているときはすぐにでも病院を受診するようにしましょう。

↓中毒についてはこちらの記事も参考にしてください。

犬の誤飲・誤食 危険物リスト!特に危険なものを紹介

犬に与えたい食べもの 犬に与えてはいけない食べもの

食べ物や誤飲

食べ物を勢いよく食べたときに胃がびっくりしたり、食堂が驚いて吐いてしまうことがあります。食べたものがそのまま出てくるので吐いたものを見ればわかることが多いです。

そのあと、吐いたものをすぐに食べたり、すぐに違うご飯を食べるようなそぶりがあれば心配がないことが多いです。

反対に、心配なのは誤飲です。体内を通ってウンチと一緒に排出されるようなものなら大丈夫なこともありますが、小さなおもちゃやタバコなど犬にとって危険なものを誤飲してしまったときは最悪の場合手術をして取り出さなければいけないこともあるのです。

おもちゃで遊んでいるときはよく観察して誤飲を防いであげることが大切です。

↓誤飲については下記の記事も参考にしてください。

犬がタバコや虫を誤飲してしまった!体験談 対処法は?

飲み込んじゃった!!犬や猫が誤飲をしてしまったら…対処方法

 

日本で犬の殺処分がなくならない3つの理由

 犬や猫などのペットの殺処分が大きく問題として取り上げられています。自治体ごとに取り組みを強化した結果、以前よりは殺処分の数は減ってきているもののゼロにはなっていません。犬や猫の殺処分がなくならない理由は以下のような理由が考えられているようです。



簡単に手に犬が入るシステム

ペットショップに行くとかわいい子犬が数万円から数十万円の値段が付けられて売られています。血統書の有無や毛の色、生まれてからの月日などで値段が変わってくるようです。

ホームセンターやペットショップでガラスケースの中に並ぶ子犬の姿に目を奪われたことがある人も多いのではないでしょうか。

日本では毎日何頭もの犬が売買されているにもかかわらず、一年に数万頭にも及ぶ犬が殺処分されています。

私たちが犬が飼いたいと思ったら、お店に見にいけばすぐに手に入れることができます。犬にも流行というものがあって、去年はチワワが流行っていたと思ったら今年はトイプードルが流行るなんていうこともあります。

もちろん犬は寿命を全うするまで責任をもって買わなければいけないのですが、ファッションアイテムのように犬を扱う人の中には流行の犬をそばに置きたいという気持ちがある人もいるのです。毎年新しい流行の犬を手元に置いてかわいがることができるのが今の日本なのです。

欧米では現在ペッショップなどで犬や猫などの販売をしていません。もしも犬を飼いたいと思うなら、正式に登録しているブリーダーから購入する手続きを取らなければなりません。一つの命に責任を持つということを意識させるシステムなのかもしれません。

子犬のうちはみんなかわいい

ペットショップに並んでいる犬は、ほとんどが子犬です。そのため小さな手足、ちょこまかとした動き、かわいい鳴き声などがより魅力を増しているでしょう。

でも犬の成長はとても早く、数か月で大きくなってしまいます。子犬時代はほんの数か月の間だけなのです。小型犬の場合は大きくなっても予想通りということもありますが、同じトイプードルでも大きめの子、小さめの子など体格の差があります。

人間と同じように遺伝的要素が強いのです。背が高い子、小さい子、太っている子、痩せている子など人間の子どもで想像するとわかりやすいかもしれません。

また、大型犬の場合は子犬のときは小型犬が子犬の時と同じくらいの大きさなのに、成長するとともに大人の女性では持ち上げることができないくらい大きく重くなることがあります。

大きくなると食べる量も増えますし、排泄物も小型犬よりも多いです。運動量も多いので小型犬を飼うのと大型犬を飼うのでは覚悟が違うということを頭に入れておかなければなりません。

大きくなっても面倒を見れるかどうかということが、犬を飼ったことがない人だと想像がつかなくて持て余してしまうということがよくあります。

しつけをすれば大丈夫と思っていたこともうまくいかなかったり、思うような性格に育たなかったりすると「思っていたのと違った」といって手放してしまう人がいるのです。

ブリーダーやペットショップが儲かるから

子犬は高額で売買が行われています。人気のある犬種だとより高額になり、入荷を待つということもあるくらいです。人気のある犬種は生まれれば生まれるほどもうかる仕組みなのです。

ブリーダーへ直接お金を払う場合も、ペットショップで購入する場合も業者が儲かるのは命といえど商品なので同じです。

子犬のうちに売れば高く売れ、大きく成長してしまってからは安値でも売れないことがあります。安値でも売れない犬をずっとペットショップに置いておくわけにはいきません。売るために産まれてきた犬が、売れないと殺処分されるということもあるのです。

犬を買う前に検討してほしいこと

犬をペットショップやブリーダーから買うことを考えている人に一度考えてほしいことがあります。それが「里親制度」です。

飼う主が見つからなくて困っている犬が日本にはとてもたくさんいます。里親制度を利用するには犬に再度悲しい思いをさせないためにいくつもの手続きが必要です。

↓この記事も参考になります

犬や猫の里親になるには?厳しい難関が待っているのはなぜ?

犬や猫の里親探しはどうすればスムーズに進むの?

犬の里親になる時に絶対に気を付けるべき3つのこと

でも、犬の心に寄り添うという点ではとても勉強になりますし、なにより殺処分をされるはずだったかもしれない犬の命を助けることにもなります。

 

犬を飼う前に知っておきたい6つのネガティブなこと

 犬を飼おうと思ったのはどうしてですか?

犬を飼うということは楽しいことばかりではありません。もちろんかわいい姿や、なついている姿を見て癒しをもらえることは間違いありません。

犬を飼うということは命を預かるということ。重い責任が発生するのです。犬を飼う前に知っておいてほしいことを詳しくお話していきたいと思います。



犬は病気になる

人間と同じで犬も生き物なので、体調が悪くなる時があります。すぐに回復するときもあれば、大きな病気にかかって長い期間療養が必要になる時もあります。

その間治療をするために病院に何度も通わなければならないこともありますし、入院したり手術したりすれば費用も高額になります。

ペット保険という入院や治療に備えた保険もあるので普段から検討しておくといいかもしれません。


犬はトイレを自分で片付けられない

犬のトイレは家の中の一か所に決めておくことができますが、用を足した後の片づけは自分ではできません。

ペットシーツを交換したり、そそうをしたら床を拭いたり、犬のお尻を拭いてあげなければならないこともあります。

外に散歩に出かけるときはおしっこをしたところを水で流したり、ウンチをしたら袋やティッシュに包んで持ち帰ることも必要です。犬は雑食なので草食動物と比べて排泄物のにおいは強いです。


犬を飼うと自由に出かけづらくなる

犬を飼う前は自分の好きな時間に帰宅したり、たまには外泊したり、旅行に出かけたりすることもあるでしょう。でも犬を飼うと毎日決まった時間にご飯をあげなければいけないので、それまでよりも自由に出かけづらくなります。

ペットと一緒に泊まれるホテルやご飯を食べられる施設もありますが、今までと同じようにはいかなくなるでしょう。

家族と一緒に住んでいる人や、ほかに犬を面倒見てくれる人がいる場合はいいのですが、一人暮らしの場合は自分の自由が制限される覚悟を持つことが大切です。ペットホテルを利用するということもできますが、料金がかかります。


犬を飼うとお金がかかる

毎日の食費やおやつ代はもちろんのこと、散歩のときに使用するリードやハーネスなど犬を飼うにはお金がかかります。

毎月トリミングサロンでシャンプーやカットなどのケアをしてもらうにも数千円から数万円かかります。

ペットシーツなどの消耗品だけでも月々数千円の費用がかかりますし、病気になった時には治療費などもかかります。


犬を飼うと手間がかかる

毎日の散歩、ブラッシング、トイレの掃除、ご飯の準備など犬と暮らすと犬にかかわる手間が増えます。

加えてしつけや、コミュニケーションなどの時間もとることになるでしょう。仕事でどんなに疲れていても犬のためにしなければならないことがたくさんあるのです。

今日はお風呂も入らずにそのままベッドにダイブしたい!という気分でも自分ではご飯の準備もできない子が家で待っているのです。犬のためにあなたの時間を犠牲にする覚悟が大切です。

犬はいつか死んでしまう

犬は人間よりも早く年を取ります。↓こちらの記事も参考に

犬はどうしてはやく年を取るの?犬の年齢を人間と比べてみよう!

犬の平均寿命を知って、自分がきちんと犬の一生に責任を持てるか飼う前に考えることが必要です。

年齢的なことだけでなく、犬を失ったときに自分がどんな状態になるのか想像してみることも大切です。


 

犬がぶどうを食べてはいけない理由

 飼い主さんが食べているものに犬は興味津々。ご飯はもちろんのこと、デザートは子供たちや大人もうれしそうに食べますよね。

みんな何をおいしそうに食べているんだろう?お母さんは楽しそうに何をお皿に乗せているんだろう?とわくわくしています。

でもぶどうは犬に絶対に与えないでください。その理由を詳しくご紹介していきたいと思います。



犬がぶどうを食べると中毒を起こす可能性がある

犬がぶどうを食べると、食べたあと数分から数時間後に、腹痛や下痢や嘔吐をすることがあります。さらにそのあと腎不全を発症し、最悪の場合は死に至る可能性もあるようです。

ぶどうを食べたことによる急性腎不全がさらに悪くなると、高カリウム血症や排尿困難となり尿毒症になるケースが報告されているようです。

犬の体重や許容量によって腎不全を起こすぶどうの量は変わってきます。1粒でなる子もいますし、3粒でなった子もいます。

犬にとってぶどうは何が悪いのか?

犬がぶどうを食べて中毒を引き起こす原因は2022年9月現在、まだ詳しくわかっていません。ぶどうについている殺虫剤や農薬、カビなどが原因ではないかと考えられているようです。

ぶどうの実よりも皮のほうが危険視されているようです。生のぶどうだけでなく、乾燥させたドライフルーツ(干しぶどう)でも同じような症例が報告されているようですので注意してください。


犬が中毒を起こしているときの症状とは?

嘔吐する
口臭がいつもと違う
意識が混濁する
具合が悪そうに動かない
元気や食欲がない

一つでも当てはまったら中毒(急性腎不全)を起こしている可能性があります。犬にぶどうを与えたつもりがなくても、ちょっとした隙に落としてしまった皮やこぼしてしまったぶどうを口にしているかもしれません。

味は犬にとっておいしいと感じるものなので、口に入れてしまったら自分から吐き出すことはないでしょう。ぶどうを食べるときには犬が誤飲しないように十分注意してください。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

犬は飼い主さんが食べているものに興味津々に近寄ってきますよね。ましてやおいしそうに食べているのを見たら、自分も食べてみたい!と思うもの。かわいそうだからとあげてしまうのはちょっと待って。

少量でも犬にとってはとても害のある食べ物もあるのです。ぶどうパンに入っている干しぶどうや、100%のぶどうジュースなどにも気を付けてくださいね。

 

犬が吐く理由と受診の目安

 犬と生活をしていると時々、とつぜん吐く(嘔吐)することがありますよね。飼い主としては体調が悪いのではないかと心配になります。犬が吐く理由と危険度について詳しくお話していきたいと思います。



犬が吐いたものが黄色い液体のとき

犬が黄色い液体を吐いたときは、お腹が減りすぎている場合があります。黄色い液体は人間のからだにもある「胆汁」のことが多いです。長い時間胃の中が空っぽですごしていると胆汁が胃に逆流して流れ込んでしまい、嘔吐につながるようです。夜ご飯を食べてから朝まで何も食べていないときや、朝から夜まで何も食べていないときなど、一度の食事の後にあまり時間が空きすぎるとこのような黄色い液体を吐くことがあるようです。

犬が吐いたものが透明の色や泡のとき

犬の吐くことが一番多いのが透明の液体です。唾液、胃液、水の可能性が高く、水をがぶ飲みしたあとに吐いてしまったり、黄色い液体を吐くときと同じように空腹が長時間続くと胃液を吐いてしまったりして透明の液体を吐くようです。夏は暑いので水を勢いよく飲むこともあると思いますが、水を飲んだ後に吐いてしまう場合はお皿で少量ずつ水をあげてください。また、胃液の場合は空腹になりすぎることを避けるためにおやつなどを適宜上げるようにするといいと思います。

犬が吐いたものが泡のときは、ストレスが原因で吐き気をもよおしている場合が多いようです。いつもと違う場所は雰囲気に興奮したり、緊張したりすると吐き気を感じる犬は多いといわれています。

犬が吐いたものが赤色のとき

吐いたものが真っ赤な血の場合は内臓からの出血や、呼吸器系の臓器から出血している場合があります。胃潰瘍や食道の病気も考えられます。また、おもちゃや落ちていたものなどの誤飲による出血である場合も考えられます。

犬が吐いたものが茶色のとき

犬が茶色のものを吐いたときは、すぐにそのにおいを確認してみましょう。液体ではなくペットフードのにおいがする場合は、消化がうまくいっていないことが考えられます。吐いた後も食欲があったり、再度吐く様子が見られなければ緊急性は少ないとみて大丈夫だと思います。

同じ茶色い吐いたものであっても、液体でさらさらとしていたら注意が必要です。血液は時間がたつと茶色かったり、黒かったりと色が変化します。体の内部から出血している可能性も考えられます。

犬が吐いたときに病院を受診する目安

毎日のように吐くとき
吐きたそうにしているのに吐かないとき
血が混じったものを吐いたとき

上記の3つの場合、重篤な原因があるかもしれません。動物病院をできるだけ早く受診することをおすすめします。

吐いているものが透明だからといて、毎日吐いているのをそのまま見守っていては脱水症状を起こしてしまう可能性もあります。一日のうちに何度も吐く、連日吐くなど吐くことが複数回続いたら要注意です。

吐きたそうにしているのに吐けない、吐かないけれど気持ちが悪そうにしている、などの症状がみられるときも注意が必要です。胃拡張や胃捻転などが原因の場合もあるようです。

血が混じったものを吐いたときは迷わずに受診することをおすすめします。

犬が吐いたときに動物病院を受診する際は、吐いたものを獣医師に見せることをおすすめします。吐いた原因などを知る手掛かりになります。