毎日暑い日が続くと、人間も「夏バテ」という症状になってしまいますが犬も同様なのです。
もともとが寒いところから発祥した犬ですから、人間よりももっと暑さに弱いのです。
犬は肉球にしか汗を出す汗腺がないので、体温調節をするのは主にバンティングと呼ばれるはぁはぁと呼吸をすることのみなのです。
このバンティングによって口の中やのどの奥の水分を蒸発させて体温を下げようとしているのです。
ですが、このバンティングはとても体力を消耗するので犬にとってもとてもつらい状態です。
日本は湿度が高いので、子犬や老犬などにはとても厳しい状況です。
特に体温調節が苦手な犬種は鼻の短いブルドックやパグ、寒いところがルーツのハスキー、平均よりも太っている犬などにはさらに夏は辛い季節です。
夏バテを見極めるには?
★いつも食事の時間を楽しみにしていたのに反応が薄い。★ご飯を残す。
★食べる時間が長くかかる。
★おやつなら食べる。
★いつもより動きが鈍い。
★バンティングが苦しそう。
上記のような症状が見られたら、その子はもしかして夏バテしているかもしれません。
対処が必要です。
夏バテを予防するには?
★水分補給が重要。★水を飲まないときはゼリーや果物を与えてみましょう。
★好きなご飯をあげる。
★涼しい場所を確保してあげる。
とくに食欲がなくなると体力も落ちて、元気がなくなってしまいます。
暑い時は食べやすいものを食べたいだけあげてもいいかもしれません。
もちろん、高カロリーや高タンパクには少し気を付けてあげましょう。
暑い夏を乗り切るノウハウは人間も犬もどちらも同じということですね。