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ハゲと呼ばないで!薄くなる!?犬の初夏の抜け毛は心配いらない?

夏になる少し前、犬の毛がたくさん抜けませんでしたか?

一年のうちで一番毛が抜ける時期が初夏なのです。

それはなぜかというと、犬の体を覆う全体の毛が夏用と冬用があるからです。

冬用の毛では気温が上がって熱くなっていくのに対応できなくなってしまいます。そこで、冬用のふわふわとした手触りの毛から夏用の少しごわっとした手触りの毛に衣替えしているのです。

ビックリするほどよく抜けるので、飼い主さんの中には病気になってしまったのではないかと心配なさる方もいます。

ですが、ご安心ください。

初夏の大量の抜け毛は「換毛」といって犬にとっては普通のことなのです。

初夏以外でたくさんの毛が一度に抜ける場合は、病気の疑いを持った方がいいでしょう。

ホルモンの分泌に変化があったか、虫の寄生や皮膚病などが予想されます。

獣医師になるべく早くみてもらい、適切な処置をしてもらいましょう。

特に皮膚病の場合は、原因となるものが非常にたくさんあるので専門家でないと特定できないことが多いのです。

異常な抜け毛の場所が、部分的である場合はアレルギーなども疑われます。食べ物が原因であったり、接触性の物質が原因であったりします。

また、真菌に感染してしまった犬は円形脱毛の症状を起こすこともあります。

全身の毛が左右対称に抜け落ちてしまったり、両耳の毛が薄くなった場合はホルモンの異常を疑いましょう。

自宅療養でよくなることは非常にまれです。
たかが毛ですが、されど毛。ひどくならないうちに手を打っておけばすぐに良くなります。