犬も人間と一緒で毎年確実に年を取っていきます。
いつまでも元気でいられるのが一番だけど、老犬には老犬の魅力があると私は思います。
若いころは元気にピンとしていたしっぽも今では下の方で力なく振るだけかもしれません。
昔を知るものとしては寂しい気もしますが、それもまた違ったかわいさがありますよね。
体力が落ちているのに、飼い主の声に懸命に反応を見せる健気な家族。
いつまでたっても年をとってもずっとずっと飼い主にとってはかわいい存在です。
犬も年を取ると若い時と違って予防接種一つとっても大変リスクが高まります。
体力も落ちてきているし、病気を持っている犬も中に入るでしょう。
毎年必ず受けなくてはいけない狂犬病の注射よりも体に負担が大きく副作用が怖いのは混合ワクチンです。
混合ワクチンは全ての犬に義務づけられているわけではないので飼い主の決定にゆだねられています。
ワクチンの種類では「腎不全」を患っている犬は混合ワクチンの副作用で体調の変化が起こりやすいと言われていますので、より注意をしなくてはいけません。
老犬になると長い間外で走り回るということもなく、ゆっくりとした時間を過ごしていることが多いので感染症のリスクはあまり高くはありません。
けれど接種をしないということはそれなりに注意をしなくてはいけないこともあります。
散歩をするときも他の犬がたくさん集まるところや、病原菌が入っているかもしれない他の犬のフンなどがあるところに近づくのをなるべく避けなくてはいけません。
狂犬病の予防接種についても老犬や病気の犬については免除できる制度もあります。
獣医師に書類を作成してもらって管轄の役所に提出するとその年の接種を免除することができるのです。
今まで必ず受けてきたワクチンの接種をやめるのは飼い主さんは不安に思うかもしれません。
ですが、何年も受けてきているということは体の中に免疫が多少できているとも考えられます。
色んな状況を考えてその子にとって良い方法をとってあげることが大切です。
素敵な老後を用意してあげるのも私たち人間の仕事です。
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