盲導犬がしているハーネスは普通のワンちゃんがする首輪やリードとはちょっと違っています。
違いは何かというと、盲導犬であることを証明するタグが付いていることと、パートナーである目の不自由な方を誘導するためにきちんと考えて作られているところです。
おしゃれなペットサロンやペットグッズ売り場に行くと、ベスト型や天使の羽のようなモチーフのついたワンちゃん用ハーネスが売っていますがそれら一般に売られているものは盲導犬がパートナーと要るときは使うことはできません。
もちろん、普通の家庭の犬として過ごしている時間(仕事以外)の時は自由ですので一人の犬と飼い主として仕事以外の時ではおしゃれを楽しんでいる飼い主(パートナー)さんもいらっしゃいます。
盲導犬がしている首輪はチェーンカラーと呼ばれるもので、端を引っ張ると盲導犬の首の回りがきつくしまる仕組みになっているのです。
盲導犬が仕事中に失敗してしまった時ややってはいけないことを止めるときなどにのみ使います。
めったにありませんが、パートナーが主導権を握る以上大変に必要な機能です。
また、盲導犬が付けているハーネスはパートナーが盲導犬の顔の向きや頭の位置などを把握できるように作られています。
ハーネスから伝わる盲導犬のしぐさや振動で今盲導犬がどんな状態かを知ることができるのです。
こういうことからハーネスは盲導犬をパートナー自身がコントロールするために必要な道具の一つとなるです。
目の不自由な方は、盲導犬をテーブル脇や電車の座席などに座らせて待機させているときなどもリードだけは必ず手に持っています。
なぜかというと、いつでも盲導犬の動きを把握するためです。
盲導犬に不審な動きがあったり、危険を察知した時などにも便利なのです。
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