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犬が吐く理由と受診の目安

 犬と生活をしていると時々、とつぜん吐く(嘔吐)することがありますよね。飼い主としては体調が悪いのではないかと心配になります。犬が吐く理由と危険度について詳しくお話していきたいと思います。



犬が吐いたものが黄色い液体のとき

犬が黄色い液体を吐いたときは、お腹が減りすぎている場合があります。黄色い液体は人間のからだにもある「胆汁」のことが多いです。長い時間胃の中が空っぽですごしていると胆汁が胃に逆流して流れ込んでしまい、嘔吐につながるようです。夜ご飯を食べてから朝まで何も食べていないときや、朝から夜まで何も食べていないときなど、一度の食事の後にあまり時間が空きすぎるとこのような黄色い液体を吐くことがあるようです。

犬が吐いたものが透明の色や泡のとき

犬の吐くことが一番多いのが透明の液体です。唾液、胃液、水の可能性が高く、水をがぶ飲みしたあとに吐いてしまったり、黄色い液体を吐くときと同じように空腹が長時間続くと胃液を吐いてしまったりして透明の液体を吐くようです。夏は暑いので水を勢いよく飲むこともあると思いますが、水を飲んだ後に吐いてしまう場合はお皿で少量ずつ水をあげてください。また、胃液の場合は空腹になりすぎることを避けるためにおやつなどを適宜上げるようにするといいと思います。

犬が吐いたものが泡のときは、ストレスが原因で吐き気をもよおしている場合が多いようです。いつもと違う場所は雰囲気に興奮したり、緊張したりすると吐き気を感じる犬は多いといわれています。

犬が吐いたものが赤色のとき

吐いたものが真っ赤な血の場合は内臓からの出血や、呼吸器系の臓器から出血している場合があります。胃潰瘍や食道の病気も考えられます。また、おもちゃや落ちていたものなどの誤飲による出血である場合も考えられます。

犬が吐いたものが茶色のとき

犬が茶色のものを吐いたときは、すぐにそのにおいを確認してみましょう。液体ではなくペットフードのにおいがする場合は、消化がうまくいっていないことが考えられます。吐いた後も食欲があったり、再度吐く様子が見られなければ緊急性は少ないとみて大丈夫だと思います。

同じ茶色い吐いたものであっても、液体でさらさらとしていたら注意が必要です。血液は時間がたつと茶色かったり、黒かったりと色が変化します。体の内部から出血している可能性も考えられます。

犬が吐いたときに病院を受診する目安

毎日のように吐くとき
吐きたそうにしているのに吐かないとき
血が混じったものを吐いたとき

上記の3つの場合、重篤な原因があるかもしれません。動物病院をできるだけ早く受診することをおすすめします。

吐いているものが透明だからといて、毎日吐いているのをそのまま見守っていては脱水症状を起こしてしまう可能性もあります。一日のうちに何度も吐く、連日吐くなど吐くことが複数回続いたら要注意です。

吐きたそうにしているのに吐けない、吐かないけれど気持ちが悪そうにしている、などの症状がみられるときも注意が必要です。胃拡張や胃捻転などが原因の場合もあるようです。

血が混じったものを吐いたときは迷わずに受診することをおすすめします。

犬が吐いたときに動物病院を受診する際は、吐いたものを獣医師に見せることをおすすめします。吐いた原因などを知る手掛かりになります。