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猫と犬の怖い敵!フィラリアのことをもっと知ろう!

フィラリアといえば犬の病気と言われていますが、実は猫にも感染する恐れがあります。
犬よりも猫の方が感染率は非常に低いのですが、もし感染したら犬よりも重症化すると言われています。
フィラリアとは一体どんな病気なのでしょうか?
どういう症状が出るのでしょうか?

 

フィラリアてなあに?

フィラリアとは蚊によって運ばれる寄生虫のことをいいます。
フィラリアが好んで寄生するのはイヌ科の動物が多いのですが、幼虫を持った蚊にちをすわれるとイヌ科以外でも40種類以上の動物に感染するということがわかっています。

ですからフィラリアは犬に多い病気といいますが、猫にもまれに感染することがあります。
犬の病気だからといって猫の飼い主さんが安心できるわけではありません。
とはいっても猫は犬と比べても非常に敏感で蚊に長く血を吸われるという機会が少ないので感染率は非常に少ないと言われています。

フィラリアに感染したらどうなるの?

蚊について運ばれるフィラリアの感染幼虫は、動物の体の中に入り血管の中で3か月から6か月ほどかけて長さ20センチ~30センチくらいの成虫に成長します。
イヌ科の動物の体の中で、心臓や肺の血管にたどり着いて成虫のメスがとてもたくさんのミクロフィラリアと呼ばれる仔虫を生むのです。
猫などのフィラリアがあまり好まない動物の体の中ではミクロフィラリアを生むくらいまで成長することはめったにないと言われています。

ですが、猫が感染した場合は犬よりも症状が重くなることが多いと言われています。
犬の場合は成虫が心臓に何匹も寄生すると咳や心雑音そして腹水といった症状が出ます。
猫の場合は1~2匹の成虫が寄生しただけでも犬より重症になります。
変わった症状が何も発見されないまま、突然死をしてしまうことがとても多いのです。
その原因は、猫の血管が犬よりも細いので詰まってしまうからだと言われています。

フィラリアはどうして広まるの?

①フィラリアに感染したイヌ科の動物の血液の中にはミクロフィラリアと呼ばれる仔虫がたくさんいるのです。
どこからか蚊が飛んできて、その感染したイヌ科の動物の血を吸うと蚊の体内にミクロフィラリアが取り込まれます。

②蚊の体の中に血液と一緒に取り込まれたミクロフィラリアは、蚊のからだのなかで「感染幼虫」とよばれるものに成長するのです。

③感染幼虫を持った蚊が他の動物の血を吸うと、感染幼虫が吸血された動物の体内に入り込みます。
新たな動物に寄生するためにその体内で成虫になるのです。そこがフィラリアにとって居心地のいい場所なら7~8か月後にメスの成虫がミクロフィラリアを生むことになります。