猫も犬のように肛門腺を絞った方がいいの?
猫の肛門の両脇には「肛門のう」という袋があります。肛門腺という分泌腺で作られる分泌液がこの袋に貯められているのです。
分泌液の状態には猫によってこ大差があるのですが、普通は粘り気のあるペースト状の薄茶色です。においはかなりの悪臭です。
肛門のうを絞った方がいいかどうかは、分泌液のたまり具合や性状によっても変わってきます。
猫の場合は、肛門のうの分泌液は排便の時や興奮したり驚いたときに排出されることが多いです。
いつも肛門をなめていたり、床にお尻を擦り付けるしぐさをするなど猫がお尻を気にしている様子がなければ自然に排出されていると考えて特に肛門腺を絞る必要はないでしょう。
猫がお尻を気にしていたら注意しましょう
猫がお尻を気にしている時は、肛門のうに分泌液がたくさんたまっていたり、炎症を起こして「肛門のう炎」という病気の可能性が疑われます。動物病院で肛門のうをチェックしてもらうと安心ですね。
肛門のう炎を患ったことのある猫は、再発することも多いので定期的に肛門のうを確認してもらいましょう。
肛門のう炎のせいで排便の際に力めないこともあります
肛門のう炎になると、排便の時に思い切り力めずに排便がしづらくなることがあります。猫の便秘の原因が肛門のうなのかどうかは、診察してもらわないとわかりません。
かかりつけの獣医師に相談してみてください。