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デブ犬と呼ばないで!肥満は犬にとって恐ろしい!?


あなたのおうちにワンちゃんは、標準体重よりも重いですか?それとも軽いですか?
実は最近とても増えているのが、犬の肥満なのです。

見た目はあまり太っているように感じなくても、きちんと計測してみると実は結構肥満気味であることが多いのです。
犬はちょっとコロッと丸いほうがかわいい!その気持ちとってもわかります。

でも元気に長生きするためには、肥満にならないようにケアしてあげることが大切です。
それでは、肥満は犬にとってどんな害があるのかということを紹介していきたいと思います。

犬が肥満になるとどうしてダメなの?

肥満と一言にいっても、どういう状態になってしまうのかわからないと思います。
いったいどうして肥満になってはいけないのでしょうか?肥満になるとどんな悪いことがおこりうるのでしょうか?
一つずつご紹介していきます。


心臓に負担がかかる

生きていくうえで一番大切な心臓。体重が増えるとその分全身に血液を送るのに一生懸命心臓が働かなければなりません。

心臓が通常よりも激しく活動しなければいけないということは、心臓に負担がかかり老化も早く進むことになってしまいます。

足の関節に負担がかかる

重くなった体重を支えているのが脚です。犬の足は体に対して非常に細いものです。
普段は毛におおわれているのでそんなに細く感じないかもしれませんが、シャンプーをするときなど水にぬれるとその細さがわかると思います。

人間と同じで適正な体重というものがあり、それ以上太ってしまうとその重さを支える足に負担がかかってきます。
とくに4つの関節に重く負担がかかり、もともと関節に問題を抱えている犬にとっては非常につらいものになります。

気管虚脱を起こしやすくなる

体重が増えて首の周りにも脂肪がついてしまうと、気管が圧迫されてしまいます。
気管虚脱を起こすと、呼吸がしづらくなるので鼻息が荒くなります。いつもより息が荒いな…と感じたら要注意です。

特に小型犬に起こりやすいので注意が必要です。

麻酔が効きにくくなる

万が一の場合ですが、手術をする際に肥満が原因で麻酔が効きにくくなることがあります。
麻酔がきちんと効かないと手術の危険性が増してしまうのです。いざという時にきちんと麻酔が効く体であることが大切です。

病気などにならないよう普段から気を付けている飼い主さんが多いと思いますが、事故や病気は突然やってきます。万が一に備えておくに越したことはありません。

病気になりやすくなる、怪我をしやすくなる

人間と同じで、犬の肥満は他の病気を引き起こしやすくなります。
糖尿病はその代表的な例で、一度なってしまうと完治が難しい病気です。

適正な体重なら運動神経がよく素早く動けるのですが、体重が重いせいでいつものように動けないといった経験は人間でもあるのではないでしょうか。そうなると動くこと自体が面倒になってしまい、運動不足になってしまいがちです。

運動不足はさらに肥満を引き起こし、悪循環に陥ってしまいます。
大好きな飼い主さんとずっと一緒に過ごすためには、普段からのケアが大切です。

いかがでしたでしょうか?
以上のように、肥満は様々なトラブルを引き起こしてしまう可能性があるのです。

犬の健康や肥満は飼い主さんがカギを握っているといっても過言ではありません。喜ぶからといって人間の食べ物をついついあげてしまっていませんか?

犬によって個体差はありますが、平均的な体重をチェックしてなるべくオーバーしないように心掛けたいですね。