あなたのお家の犬はいつもどうやってシャンプーしていますか?
ペットサロンへ毎月通っている子も多いと思いますが、できるなら自分でやってみたいと思っている飼い主さんもたくさんいるのではないでしょうか?シャンプーをしてあげることで犬とのスキンシップにもなりますし、子犬のうちから慣れておけばシャワーにも慣れることができます。
小さいうちからシャンプーは気持ちがよくて楽しいことだと教えてあげられるといいですね。
初めてでも簡単にできる自宅で犬をシャンプーするコツをご紹介したいと思います。
なんでシャンプーが嫌いな犬がいるの?
実は、シャワーやシャンプー、ドライヤーが嫌いだという犬はけっこうたくさんいるのです。その多くは、子犬のころシャンプーをするときに嫌な思いをしたことがある犬です。子犬はとってもデリケート。はじめに嫌な思いをすると、その後シャンプーをすることがストレスになってしまうこともあります。
子犬の時こそ積極的に、かつ優しくシャンプーは気持ちいいものというイメージを与えてあげることが重要なのです。泡や風に慣れないうちにいきなりごしごしとシャンプーをされてしまったことによって嫌なものだというイメージが付いてしまったというケースが多いので、はじめは体をぬらすだけなど簡単なことから始めましょう。
犬を自分でシャンプーしてあげたいと思う方は、子犬の探究心が旺盛なうちにいろいろなものや人、環境に慣れてもらうのと同じくドライヤーやシャワーの刺激、お風呂場などにも慣れさせておくと後が楽になります。
シャンプーをスムーズに行うために準備すること
一言にシャンプーをすると言っても、事前の準備が必要です。まず初めに、お湯で体をぬらす前にブラシやコームを使ってワンちゃんの毛をしっかりととかしておいてください。
犬の毛がもつれていたり、毛玉があったりするとシャンプーをしたときにその部分が固まってしまってほどけにくくなってしまいます。最悪なケースでは毛玉になって、もうその部分を切るしかなくなってしまいますので要注意です。
きちんととかしておくことでドライヤーをするときにも乾かしやすく、後が楽になりますのでお尻の毛の部分や、耳の後ろ、内股に至るまで毛の長いワンちゃんは特に念入りに隅々まで梳いてください。
肛門腺を絞ってみよう
トリミングサロンでは、必ず行う肛門腺絞りも自宅で行うことができます。肛門腺からは匂いのきついドロッとした液体が出ます。普通はうんちをしたときにでるのですが、犬によっては肛門腺で固まってしまう子もいますのでシャンプーのときに絞ってあげるのです。
肛門腺絞りは、シャワーにきちんと慣れて犬が嫌がらないことを確認して行いましょう。何度か挑戦して自分では難しいと思ったらプロの手を頼るのも一つの方法です。
肛門腺絞りのやり方
犬の後ろから肛門を見て、4時と8時くらいのあたりに肛門腺があります。親指と人差し指でつまむようにして下から上へと絞ってください。犬によっては肛門腺が奥にあって絞りづらいケースもあるので無理をしないようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?犬のシャンプーは重労働ですがとても楽しい作業です。
お風呂が大好きな犬にとってはとてもうれしい時間でもあります。飼い主さんとスキンシップが取れるだけでなく、体もさっぱりとしますので気持ちがいいのです。
シャンプーをした後に行ってほしいポイントもあります。
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