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白は特別な色なんだよ!盲導犬の白いハーネス

街で見かける盲導犬がパートナーと歩いている時、体に白い胴輪をつけていますね。

「ハーネス」という名前の白い胴輪。

目の不自由な方は白いつえを持っています。犬も人間も同じ白が特徴的です。

盲導犬はこのハーネスを付けているときはお仕事モードになります。

家にいるときは、普通の家犬と同じくおもちゃで遊んだり、食事をしたりパートナーやその家族にかわいがられて過ごしているのです。
だからこそ、パートナーとの信頼関係が強くなり本来の力よりももっと素晴らしいお仕事をしてくれるようになるのです。

中には出会ったパートナーとの相性があまり合わない場合もあります。
せっかく訓練を受けて盲導犬として頑張っていこうと思っていても、持っている力を十分に発揮できていない盲導犬もいるのが現実です。

そのような場合は訓練士やセンターからパートナーがアドバイスなどを受けることもあります。

盲導犬は人間を危険から守ったり、知らない道を誘導したりできる超能力犬だと思っている方もいるかもしれません。

でも、それはちょっと違います。

もちろん、特別な訓練を受けて盲導犬になるべくして生まれてきたエリートではありますが、その中身は甘えん坊のやんちゃなどこにでもいる普通の犬です。

普通の犬も飼い主さんとの間にキズナや信頼関係が生まれれば、飼い主さんを信頼していつもそばに寄り添い癒してくれますよね。

盲導犬もそれと同じです。

驚くような例を挙げてみますと、実は盲導犬は道を歩くとき飼い主さんと大好きなお散歩しているような気分でいるのです。
仕事ではありますが、飼い主さんであるパートナーと一緒に外を歩くことは普通の犬と同じで嬉しいことでもあります。

人間は盲導犬を守るために車道側を歩かなくてはいけない決まりになっています。
自分が目が不自由だからと言って盲導犬に頼りきりというわけではないのです。

盲導犬はパートナーに危険を知らせたり、障害物があることを教えたりする役目を持っていますが、歩いている主役は人間です。

飼い主さんは犬を守る義務があります。目の不自由な人であっても自分の身は自分で守るということなのです。

まず人間がきちんと盲導犬を飼育できる状況であるからこそ、盲導犬もその力を十分に発揮できるというわけなのです。