犬が人間と一緒に暮らすようになったのはいつ位からなのでしょうか?
今でこそ当たり前のように人間と犬は家族として一緒に暮らしていますが、もともとは野生の犬の祖先がどうして人間と一緒に暮らすことにしたのか不思議ではありませんか?
お互いにメリットがあったからだと考えられますが、それではいったいどのようなメリットがあったのでしょうか?
何万年も前から犬の祖先と考えられているオオカミと人間は存在していましたが、双方がお互いを必要として一緒に暮らすようになったのは約2万年前くらいからとされています。
2万年前、人間は石器時代を生きていました。
洞くつを住処として、木の実や動物の狩りをして生活をしていたのです。
夜は明かりもなく、真っ暗で敵から身を守るのが非常に難しかったと考えられます。
そ
こで、人間の食べ残したものをオオカミが見つけてあたりをうろうろとし始めるのです。
自分で狩りをしなくても、人間のそばにいると食べ物にありつけるとオオカミは考えました。
人間は、敵が来た時にオオカミの方が早く気が付くので残飯をあさるオオカミを追い払おうとはしませんでした。オオカミがいると身の危険を早く知らせてくれるので便利だったからです。
こういったお互いの状況から人間とオオカミの共存が始まったのではないかといわれています。
オオカミの中でも人懐っこい子がいたのでしょう。
人間もいつしかオオカミをかわいいと感じるようになったのかもしれません。
人間とオオカミが信頼関係を築き、次第に狩りに一緒に行って人間をボスと思ったオオカミが獲物を渡酢ようになったのでしょう。
人間は人懐っこいオオカミ数匹と生活をするうちに、自然と人懐っこいオオカミ同士で交配されていき人間と一緒に暮らしていくのに最適な今の犬の祖先のような形になっていったと考えられています。
犬の祖先はオオカミという説を考えると、自然とこういった野生の時代の人懐っこいオオカミにいきつきます。
人間と犬の関係は昔も今も、根本のところは変わっていないような気がします。
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