これは、猫が得意な毛づくろいをしている時に口の中に入ってしまった毛を飲み込んでしまうのでそれがお腹の中にたまると吐き出すのです。
吐き出すのは主に、毛の長い猫が多いです。毛の短い猫ちゃんは比較的、便と一緒に排出される子が多いので口から吐き出すという子は少ないのです。
口から吐かないからと言って、心配しなくても大丈夫です。口から吐かないけれど、いつもと同じ生活をしているということはうまく便と一緒に排出できているということなのです。
毛がお腹の中にたまって、吐き出すのが苦手な猫も中にはいます。
1週間に1回しかはかない子もいれば、1年に一度しか吐かない猫もいるのです。
猫の様子をよく観察して、いつもと違う様子がなければ心配いりません。
お腹の中が毛玉になりやすい猫の条件をご紹介します
★毛足が長い猫★高齢の猫
★母親猫で仔猫のことを毛づくろいしてあげている猫
★ストレスを抱えている猫
★春や秋の毛の抜ける季節
毛玉を吐かなくても正常ですが、吐きたいのに吐けない状態は「毛球症」という病気の可能性があります。毛玉がお腹の中で大きくなりすぎて吐き出せなくなっているのです。
毛球症の症状としては便秘をする・食欲がない・嘔吐を繰り返すなどがあります。
いつもは定期的に毛玉を吐きだしていた猫が急に吐かなくなり、元気がない様子があればすぐに動物病院に相談してください。
猫専用の草というのが販売されているのをご存知でしょうか?
あの先っぽがとんがった草は、猫が食べて胃を刺激しうまく吐き出せるというものなのです。
草を食べない猫もいますが、必ず食べなくてはいけないわけではありませんのでご心配なく。