普通に歩いていると、バスやデパートの中などでおとなしくパートナーと一緒にいる盲導犬を目にすることがありますよね。
盲導犬になれる犬は選ばれしエリートの中でもほんの一握りです。
野球が大好きな子供たちがプロ野球選手になれる確率と変わらないのではないでしょうか?
一番多いのはラブラドールレトリーバーでしょうか。目の不自由な人の為に、代わりに目となって導いてくれます。
特別な訓練を受けた犬ですので、もしも街で見かけてかわいいなと思っても話しかけたり、おやつをあげたりしてはいけません。
彼らは大事なお仕事の最中なのです。
先ほども申しましたが、ラブラドールレトリーバーだからと言って誰でも盲導犬になれるわけではありません。
特別な訓練を受ける前のチェックとして、もって生まれた素質があるかどうかやそのワンちゃんの持っている性格がとても重要になってきます。
どうしてラブラドールレトリーバーが多いかと不思議に思う方もいると思います。
実際に飼ってみるとわかるのですが、ラブラドールレトリーバーはとても温厚な性格をしています。
人間に対する服従心もほかの犬種と比べても高いと思います。
もともと人に寄り添って生きることが好きだった犬種で大昔から人と一緒に狩猟に行っている歴史があることも大きいと言われています。
そして気質が大人しく、垂れ目でアーモンド形の目がとても優しい雰囲気を醸し出していますよね。
もちろん、もともと頭のいい犬種だということも重要なポイントです。
盲導犬の手助けを必要とする人が大勢待っているのですが、1年間で140頭の盲導犬しか排出することしかできないでいるのが現状です。
もっとたくさんの人たちが、ずっと素敵なパートナーに出会えることを今か今かと待っているのです。
私たちにできることはないのでしょうか?
人のために何かをしたいと願っているのは私たち人間だけじゃない、犬もそういう気持ちを持っていると信じています。
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