大切な家族の一員なのに、赤ちゃんにアレルギーがあったら犬を手放さなければならないの?疑問に迫ってみました。
赤ちゃんのアレルギー検査
赤ちゃんが生まれてすぐ、見た目でアレルギーの有無はわかりません。血液検査を経て、はじめてはっきりと結果かわかるのです。
病院や産院から帰ってきて赤ちゃんの呼吸状態がよくなかったり、いつも風邪のような症状があったり、皮膚が正常ではないと感じることがあったら病院に相談することをお勧めします。
赤ちゃんにアレルギーがあるとわかったら
赤ちゃんに犬のアレルギーがあるとわかったら、すぐに犬を手放さなければいけないのでしょうか。室内で犬を飼っている場合はきっちりと隔離するのは難しいかもしれません。でもなるべく赤ちゃんと犬を別の空間で飼うなどの工夫をしてあげてください。
実家などの引き取り手を探すのも有効ですし、玄関にケージを用意して赤ちゃんが過ごす空間とは離れたところにメインスペースを設けるのもいいですね。
アレルギーは赤ちゃんが大きくなるとともに軽症化する例もあります。赤ちゃんに犬のアレルギーが見つかったからすぐに犬を手放すことを考えるよりも、お互いにとって何が一番良いのかをゆっくり考えることをお勧めします。
アレルギーの原因となるものを取り除く
アレルギーの原因は様々なものがあります。犬の毛やフケ、ハウスダスト、花粉など私たちの生活の中にたくさんまぎれているのです。こまめに掃除をすることで取り除けるものもありますし、空気清浄機も良いものがたくさん販売されています。上手に取り入れてお互いが気持ちよく過ごせる空間を目指してください。
布団に寝かせるよりもベビーベッドを利用するとか、赤ちゃんの周りだけ蚊帳のように毛が舞い込まないような工夫をするのもおすすめです。
掃除機をかけると空気が舞い上がってしまうので通称コロコロといわれているカーペットクリーナーや、フローリングワイパーなどを利用するのも良いと思います。
アレルギーを持っていても犬と触れ合うことはできる
アレルギー症状が呼吸器に出てしまうと苦しくて赤ちゃんにとってつらいこともあるでしょう。小さなうちはきめ細やかなケアが必要なので、一時的に犬を避難させることも一つの案として考えなければいけない場合もあるでしょう。でも犬や猫などの動物と触れ合うことは子供の心の成長にとても役に立つことが多いもの。上手に触れ合う時間を少しずつ持てるのが理想なのではないでしょうか。
アレルギー症状の出にくい犬もいる
短毛の犬は抜け毛が激しくすぐに舞い上がってしまうので、アレルギー持ちの赤ちゃんと一緒に暮らすのは難しいと感じることもあるかもしれません。犬でも長毛の犬ならあまり抜け毛がないのでもしこれから赤ちゃんを迎えるかもしれないご家庭では、そういうことも見込んで飼う犬種を選ぶのもよいかもしれません。
長毛の犬は心も穏やかな犬が多いので、赤ちゃんともきっと仲の良い友達になれるでしょう。
おわりに
犬は子供のとてもよい友達になってくれるものです。命がけで守ってくれるボディーガードであり、一緒に遊ぶ親友であり、心から信頼し合えるパートナーとなります。アレルギーは症状が出ている時はとてもつらいものではありますが、完治することはないので上手に付き合って行く方法を学ばなければなりません。
動物のアレルギーがあるのに獣医師になった友達もいますので心配しすぎる必要はないのではないでしょうか。